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■多摩沿線道路コンクリート防護壁について
◎松原成文
  続きまして、多摩沿線道路コンクリート防護壁についてお伺いをいたします。防護壁でありますけれども、正式には、飛沫防止壁と言うということでございます。ディスプレーをお願いいたします。これが飛沫防止壁と言うことでありますけれども、設置年月日、設置目的とその設置効果、全延長距離について伺います。また、コンクリート防護壁の耐震を含めた現況及びこれまでの多摩沿線道路の対応、今後のコンクリート防護壁の在り方についてそれぞれお伺いいたします。
◆建設緑政局長(福田賢一)
 多摩沿線道路についての御質問でございますが、多摩沿線道路につきましては、堤防を道路として活用するため、多摩区菅6丁目から幸区戸手4丁目までの総延長約20キロメートルの区間につきまして、河川管理者である国から占用許可を受け、昭和30年代に整備に着手し、昭和40年代に完了したものでございます。飛沫防止壁につきましては、家屋が連担している区間における飛沫や飛び石などの防止のほか、民地が低い区間における走行車両の転落防止のため道路整備と併せて設置しており、設置延長は約8キロメートルでございます。維持管理につきましては、各区役所道路公園センターによる日常のパトロール等により状態を把握した上で必要に応じて補修しておりまして、これまで耐震対策等は実施しておりませんが、整備から現在まで有効に機能していることを確認しておりますので、引き続き、適切に管理してまいります。以上でございます。
◎松原成文
ありがとうございました。最初、昭和30年代ということで、お聞きしましたら、もうこれは64年がたっております。また、昭和40年代に完了したものについては、もう既に55年が経過をしているということであります。これについて、問題点、課題は生じていないのかお伺いをいたします。
◆建設緑政局長(福田賢一)
 多摩沿線道路についての御質問でございますが、飛沫防止壁につきましては、民地側からの出入りのために開口している部分がございますが、接してございます土地の利用形態の変化により不要となった開口部が残ることで、安全面に課題が生じている箇所がございます。このような箇所につきましては、転落防止のために暫定的な措置を講じているところもございまして、今後、現地の状況に合わせて必要な安全対策を検討してまいります。以上でございます。
◎松原成文
 ディスプレー、お願いいたします。こういうクラックがあります。こういうひび割れ、これは補修した後なんでしょうか。こういう状況が見られております。年間の管理費及び維持管理状況についてそれぞれ伺います。
◆建設緑政局長(福田賢一)
 多摩沿線道路についての御質問でございますが、飛沫防止壁につきましては、各区役所道路公園センターによるパトロールや市民からの通報等により適宜補修などを実施しており、当該施設に要する管理経費については予算計上してございません。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。パトロールの強化と老朽化への部分の補修をしっかり求めておきますので、よろしくお願いをいたします。