■災害学習における自衛隊の支援について |
◎松原成文
災害学習における自衛隊の支援についてということでございます。これは危機管理監にまずお伺いをいたしますけれども、本市が実施する防災訓練などの自衛隊の役割、実績、連携、評価等々についてお伺いいたします。
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◆危機管理監(飯塚豊)
防災訓練等における自衛隊との関わりについての御質問でございますが、本市総合防災訓練におきましては、救出救護や炊き出しなどの実働訓練のほか、災害派遣時の活動状況の写真展示等をしていただいており、一部の区総合防災訓練におきましても同様の取組実績がございます。また、風水害や震災等を想定した図上訓練へ、リエゾン派遣の関係機関として参加いただくとともに、「備える。フェスタ」への展示ブースの出展等にも御協力いただいております。これらの機会を通じ、災害時の対応方法等の相互理解が図られるとともに、顔の見える関係が構築され、災害発生時のより迅速な対応につながるものと考えております。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございます。防災訓練の重要性、必要性を今お話しいただいたと思いますけれども、ここも23階でありますから、いつ地震があるか分からないですが、これからまた防災訓練、23階からどうなるか分かりませんが、しっかりとその辺も取り組んでいきたいと思っております。
続きまして、教育次長にお伺いをいたしますけれども、学習指導要領での自衛隊についての記載並びに教科書における記述内容についてはどのようになっておるのかお伺いいたします。
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◆教育次長(池之上健一)
自衛隊についての御質問でございますが、学習指導要領におきましては、小学校社会科で、自然災害から人々を守る活動の学習において、市役所等が自然災害に対処する際などに関わりのある国の機関として自衛隊が例示されているほか、小中学校社会科、高等学校地理歴史科及び公民科の学習指導要領解説におきましても、災害対応や国際平和に関する自衛隊の活動についての記載がございます。教科書におきましては、小学校道徳科、小中学校社会科、中学校保健体育科、高等学校地理歴史科及び公民科で、過去の災害時における被災地での救援活動や国連平和維持活動への参加など、自衛隊の活動についての記述等がございます。以上でございます。
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◎松原成文
今お話しいただいたように、小学校、中学校、高校それぞれに自衛隊に対する記述があるということでございました。第3次学校安全の推進に関する計画の中で、家庭、地域、関係機関等との連携協働による学校安全の推進、学校における安全に関する教育の充実というのがありますけれども、この関係機関の中には、自衛隊が含まれてもいいと理解してよろしいのかお伺いをいたします。
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◆教育次長(池之上健一)
自衛隊についての御質問でございますが、国の第3次学校安全の推進に関する計画におきましては、関係機関等として、警察、消防、道路管理者、地域の防災組織などが示されておりますが、この関係機関等の中には自衛隊も含まれるものと文部科学省に確認したところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
文科省に確認していただきまして、関係機関の中には自衛隊も含まれるという御答弁があったということでございます。続けて教育次長にお伺いいたしますけれども、これまで市立学校において自衛隊と何らかの形で関わった事例があれば、その内容について伺います。また、それについての見解をお伺いいたします。
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◆危機管理監(飯塚豊)
防災学習に関する自衛隊からの支援についての御質問でございますが、リアルな被災地の状況や、被災者に寄り添いながら様々な活動を通じた経験など、過去の大規模災害の派遣から得られた教訓等を直接聞く機会を設けることは、児童生徒にとって防災を考えてもらうよい契機になると考えております。一方で、被災状況等を聞いたことによる精神的なダメージや災害に対する過度の恐れを持つことがないよう、年齢に応じた教育的配慮が必要であるものと考えております。以上でございます。
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◆教育次長(池之上健一)
防災教育についての御質問でございますが、児童生徒が災害や防災についての基礎的・基本的事項を理解する上で、消防、警察、自衛隊などから直接話を聞くことは有意義な経験であり、災害から自らの生命を守るための安全な行動を取る能力や態度を育てることにつながるものと認識しております。なお、実際の被災状況について映像等を用いて学習する際には、発達段階や個々の状況に配慮する必要があるものと考えております。以上でございます。
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◎松原成文
それぞれありがとうございました。今お話ししたように、何でも教育すればいいというものではなくて、やっぱり発達段階、個々の状況に配慮して、しっかりと防災学習を取り組んでいただきたいと思います。以上で質問を終わります。
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