■川崎市史、川崎市議会史について |
◎松原成文
川崎市史、川崎市議会史についてお伺いをいたします。記念すべき川崎市制100周年を迎えるに当たり、私はこの100周年を川崎元年と呼びたいのでありますけれども、郷土の発展に尽くされた先人の足跡を顧み、限りない未来への前進を担う市民のためにも川崎市史を編さんすることは重要であると思いますが、編さんの意義、これまでに上梓された川崎市史を御自身で活用された事例があれば、伊藤副市長にお伺いいたします。
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◆副市長(伊藤弘)
川崎市史ついての御質問でございますが、市史を編さんする意義につきましては、市の歴史的な変遷の過程等について、史料を収集の上、客観的、学術的な見地からの評価や分析等を行い、適切な時期に取りまとめ、市民共有の財産として後世に残すことは行政として重要なことであると考えているところでございます。また、市史の活用につきましては、本市の歴史を紹介する際や市の重要な施策や取組を進めていく中で、その背景や経緯等について参考にしているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございます。議長経験者の方たちも、いろいろな挨拶の中でこの市史は非常に役立つのかなと思いますけれども、それは別といたしまして、今、川崎市の歴史、あと議会の歴史もあるわけでございますけれども、川崎市議会史でありますが、川崎市議会史は前回の編さんから約50年が経過をしており、このたびの来年度の市制100周年を契機に、市議会の視点から過去から未来へと川崎市の歴史を受け継ぐため、次期の市議会史の編さんに向け、その目的や構成、必要な編さん体制について検討が進められていると聞いております。議会史については議会局が担当でありますけれども、川崎市史については総務企画局が主たる担当になろうかと思います。この川崎市史について、編さんの状況は現在どのようになっているのかお伺いをいたします。
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◆総務企画局長(中川耕二)
川崎市史についての御質問でございますが、現在の市史につきましては、市制60周年の記念事業として、昭和60年度から平成8年度までの12年間で約5億円をかけ、原始から昭和60年頃までの市の歴史について、通史編5冊、資料編5冊、別編1冊の計11冊にまとめて刊行したものでございます。編さんに当たっては、公文書館に市史編さん担当を配置するとともに、学識経験者等で構成された市史編さん委員会において編さん作業を行いました。今後の市史編さんにつきましては、市制100周年を迎えるに当たって、これまでの編さん方法や内容、編さん時期等を踏まえながら、記念事業への位置づけも踏まえ検討を行っているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
そうすると、今度の100周年に向けての記念事業の一環と考えてよろしいんでしょうか。
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◆総務企画局長(中川耕二)
市史についての御質問でございますが、現在そのあたりも含めて位置づけられるよう調整をしているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
分かりました。これを編さんするのに少なくとも10年ぐらいかかるような、これまでの状況を見ると長い時間がかかる。また、非常に多額な資金も予算もかかるということでございますので、なるべく早めにそういった方向性を見定めていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
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