■多摩川緊急治水対策プロジェクトについて |
◎松原成文
令和元年東日本台風により甚大な被害が発生した多摩川流域の今後の治水対策を目指す多摩川緊急治水対策プロジェクトは、国、県、市、区が連携して洪水による水位の上昇を抑えて、多摩川の氾濫を防止する取組と認識しております。令和元年東日本台風と同規模の洪水に対して多摩川の氾濫を防止することができるということでございますけれども、1点だけお伺いいたします。幸区戸手地区については、住居を移転しての堤防整備事業が進められているともお聞きしておりますけれども、堤防整備事業についてまちづくり局長にお伺いいたします。
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◆まちづくり局長(藤原徹)
戸手地区についての御質問でございますが、戸手4丁目北地区では、治水安全度の向上や地区内の居住環境の改善等を目指し、国による高規格堤防整備事業、地区内地権者による土地区画整理事業、市による公共施設整備事業の3つの事業を併せて進めております。高規格堤防整備事業につきましては令和3年度に工事着手され、土地区画整理事業で行う地区内権利者の移転等と連携を図りながら、令和8年度の完成に向けて段階的に整備が進められております。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございました。建設緑政局長にはプロジェクトについて細かくお聞きしましたけれども、内容がよく分かりましたので、大変ありがとうございました。それとあと、国において河道掘削に伴う発生土について、処分場所がなかなか見つからないと苦慮されておりました。多摩川の河口――川の下ですね――右岸に川崎河港水門がありますね。この船だまり、それともう一つ、臨海部の埋立てについて、川崎市が発生土について協力をいただいているということで、発生土の処理について国土交通省の担当の方が大変感謝している、ありがたいと申してございます。これは、国、県、市、区がそれぞれ協力しなければなかなか進まない状況でありますので、河道掘削しても、その掘削した発生土をどこに持っていくかということで、なかなか国交省も苦慮されたようでありますけれども、2度目になりますが、川崎市が受け入れてくれたということで、大変感謝をされていましたということを御報告申し上げます。今後とも連携をしっかり取って、プロジェクトを進めていただきたいと思います。
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