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■川崎駅東口駅前広場の街宣活動について
◎松原成文
  続きまして、川崎駅東口駅前広場の街宣活動についてお伺いいたします。市民文化局と川崎区役所では、特定の団体が街宣活動を行うという情報が入ると、市民の安全や駅利用者の通行を確保するために巡回に努めているとも聞いております。川崎駅東口駅前広場での街宣活動の参加人数につきましては近年減少傾向にあるということでありますけれども、今年度の状況を伺います。また、街宣活動に反対する側の状況についても市民文化局長にお伺いいたします。
◆市民文化局長(中村茂)
 川崎駅東口駅前広場における街宣活動についての御質問でございますが、本市が事前の告知等により街宣活動の実施を確認した団体の今年度の1回当たりの参加者数につきましては15名程度となっており、これに反対する側の参加者数につきましては60名程度となっております。また、事前の告知等がない街宣活動の1回当たりの参加者数は1〜2名程度で、反対する側の参加者数も少数となっている状況でございます。こうした街宣活動の参加者数は減少傾向にあるものの、演説とそれに反対する抗議活動により駅前周辺が騒然とする状況が依然として生じているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。  川崎駅東口駅前広場の適正な管理を実施するために、駅前広場の所有者、警察、本市の3者による協議の場を設けるという答弁を6月議会においていただいておりましたが、協議は行われたのでしょうか。状況を伺います。行われたのならば、主な内容について建設緑政局長にお伺いいたします。
◆建設緑政局長(福田賢一)
 川崎駅東口駅前広場についての御質問でございますが、当該駅前広場においては、多くの利用者により多様な利用がされ、様々な管理上の課題もございますことから、これらの現状や課題について関係者で共有し、改善に向けた意見交換を行うため、川崎警察署、広場の土地を一部所有するJR東日本及び京浜急行電鉄、本市の関係部署による打合せを本年8月3日に実施したところでございます。当日の主な内容でございますが、街頭演説も含めた広場の利用状況、苦情等のある迷惑行為などの現状やマナー啓発等の取組状況について本市から情報提供を行うとともに、関係者で実施するマナー啓発等の現地掲示の内容について確認を行いました。また、悪質な販売行為や路上ライブへの対応、災害時の避難誘導のための広場の利用制限など、広場管理に関する意見交換を実施しております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。  住民等に迷惑をかけることを防止する、拡声機の使用による暴騒音の規制に関する県の条例に第3条というのがあるんですけれども、この第3条は適用できないのか、その可能性についてお伺いいたします。
◆市民文化局長(中村茂)
 神奈川県の拡声機の使用による暴騒音の規制に関する条例についての御質問でございますが、この条例は、県民の日常生活を脅かすような拡声機の使用について必要な規制を行うことにより、地域の平穏を保持し、もって公共の福祉の確保に資することを目的として平成4年に制定されたもので、拡声機を使用した一定の音量を超える音の発出を規制しているものでございます。本市から神奈川県警察本部に対し、川崎駅東口駅前広場における街宣活動等への当条例の適用の可能性について確認したところ、困難である旨の回答があったところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。困難であるということでありますけれども、街宣活動の騒音について、これまで測定を実施されたことがあるのか、市民文化局長にお伺いいたします。  
◆市民文化局長(中村茂)
 街宣活動における騒音についての御質問でございますが、県の条例の適用を前提とした街宣活動時の騒音測定につきましては、本市では実施していないところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 せっかく区役所の方ですとか市民文化局の担当の方が巡回をしているということでありますので、巡回するだけではなくて、騒音がどのくらいの音量なのかということも、測定器があると思いますから、県ができないのなら川崎市がしっかり騒音状況はどうなんだということを確認することも重要であるし、そういった記録も取っておくことも重要であろうかと思います。写真も撮っていらっしゃるし、あるいはまたビデオ撮影もされているとも聞いておりますけれども、正確な測定も必要になってくるのかなと思いますので、その辺の測定についても今後どういうふうに対応するかを御検討いただきたいということを要望させていただきます。ありがとうございました。