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■条例施行後の資源物の持ち去りについて
◎松原成文
  資源物等の持ち去りについて環境局長にお伺いいたします。ディスプレー、お願いいたします。これは早朝パトロールの状況なんですけれども、パトロール日数にばらつきがありますけれども、その理由について伺います。
◆環境局長(三田村有也)
 資源物等の持ち去りについての御質問でございますが、今回のパトロールにつきましては、効果的かつ効率的に行政指導を行うことを目的に計画を立て、各区最低2回以上実施するよう、各生活環境事業所に指示したところでございます。各生活環境事業所では、これまで苦情が発生している集積所やパトロール等により、持ち去りが多発している集積所を選定し、持ち去りが多く発生する時間帯や曜日に合わせて実施計画を作成し、早朝パトロールを行ったものでございまして、結果として、区ごとの実施日数に差が出たものでございます。以上でございます。
◎松原成文
 今のディスプレーを出していただけますか。発見等回数、指導回数に差異が見られますけれども、これについても伺います。
◆環境局長(三田村有也)
 発見等回数と指導回数についての御質問でございますが、指導回数につきましては、持ち去り行為を現認し、行為者に対する口頭注意などの行政指導を実施した回数に限られたものでございますが、一方、発見等回数につきましては、資源物等を積載し、対象地域を不自然に巡回する車両を発見した場合や、該当車両が逃走したため行政指導に至らなかった場合なども含まれるため、発見等回数と指導回数に差異が生じているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。見るとやっぱり空き缶が多いんですね、アルミ缶だと思うんですけれども。指導回数とか、同一人物なのか、あるいはまた同一車両なのかということについてはどのように確認をされているのか伺います。
◆環境局長(三田村有也)
 指導回数等の確認についての御質問でございますが、持ち去り行為につきましては常習的に行われている可能性が高いため、同一人物に対して行政指導を複数回実施し、悪質な場合には禁止命令書の交付や罰則を適用することを想定しております。そのため、行政指導を実施する際には、氏名、住所等の確認に加え、行為者や車両等の写真を撮影し記録することとしておりまして、同一人物に対する再度の行政指導に当たっては、これらの記録を確認の上特定し、適切に対応するものでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ディスプレー、ありがとうございます。写真を撮影するということなんですけれども、写真を撮るということについては問題は生じないのか伺います。  
◆環境局長(三田村有也)
 指導記録についての御質問でございますが、写真の撮影につきましては、条例に違反した行為の記録を行うため、行政手続上必要な行為と考えており、神奈川県警察にも確認した上で実施しているものでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。各区生活環境事業所を中心とした早朝パトロールの実施や持ち去り禁止ポスターの掲示等の対応が行われており、市民に対しても、持ち去りを見かけた場合は生活環境事業所への連絡を求めていますが、依然として持ち去りが見受けられます。ディスプレー、お願いします。これは直近の映像でありますけれども、売手がいれば、それを買う人もいます。買取り事業者に対して資源物の持ち去り対策について、本市はこれまでどのような協力を求めてきたのか伺います。また、持ち去られた資源物を業者が買い取るということについて本市の見解を伺います。
◆環境局長(三田村有也)
 持ち去られた資源物等の買取りについての御質問でございますが、これまで本市には資源物等の持ち去り行為を規制する根拠がなく、持ち去り行為者に聞き取りを行っても売却先を聞き出せない場合が多く、その実態を把握することが難しいことなどから、具体的に買取り業者への協力要請は行っておりません。次に、資源物等の買取りにつきましては、事業者にヒアリングを行ったところ、持ち込まれる資源物等が市内の集積所から持ち去られたものかどうかの判断が難しく、規制対象となるものが特定できないなどの課題がある中で、民間の事業活動に対し何らかの働きかけを行うことは慎重な対応が必要と考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。持ち去られた資源物を売却できない環境をつくるということが必要だと思いますけれども、買取り業者との連携についてどのように考えておられるのか伺います。
◆環境局長(三田村有也)
 買取り業者との連携についての御質問でございますが、持ち去られた資源物等を売却できない環境づくりに向けましては、条例に基づき、市民等からの情報などを踏まえた効果的な啓発物の設置やパトロールの実施、持ち去り行為者への指導を行うことにより、持ち去り行為の実態を把握するなど、まずは持ち去りを生じさせない取組を進めてまいります。また、買取り業者との連携につきましては、条例で買取りを禁止している自治体におきましても、実効性の面で課題があると伺っておりますが、今後のパトロール等の実施結果や他都市の動向等を踏まえ、有効な取組について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。条例が施行されて間もないので、これからまたしっかりと見守っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。