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■中原区の区づくり推進事業について
◎松原成文
  中原区の区づくり推進事業についてお伺いをいたします。中原区は、交通網の発展、武蔵小杉駅周辺の再開発が行われて、子育てに非常に便利、あるいは土地に林立する高層マンションが根強い支持を集めている一方、自然もスポーツも文化の拠点も魅力的なまちとなっておりますけれども、また、人口もどんどん今増えているという状況でございます。ディスプレーをお願いいたします。これは今月の1日から6日まで、小杉駅周辺の公有地、道路を使用して歩行者天国等々が行われている状況であります。これは区役所の芝生広場、お子様連れの方たちがたくさん集まってきているという状況でありますけれども、区長にお伺いいたします。中原区は、さっきもお話ししましたが、スポーツ関係の団体がたくさんあるということでありますけれども、かわさきスポーツパートナーと連携したスポーツ教室の開催における応募状況等々について、見解、参加者からの声等々についてお伺いいたします。
◆永山実幸 中原区長
 かわさきスポーツパートナーと連携したスポーツ教室についての御質問でございますが、中原区では、市内小学生を対象とした富士通レッドウェーブバスケットボール教室及びNECレッドロケッツバレーボール教室、区内小学生親子を対象とした川崎フロンターレサッカー教室を実施しております。いずれも例年、定員の2倍近い応募があり、抽せんにより参加者を決定しているところでございます。今年度は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、バスケットボール教室とバレーボール教室については会場での開催を中止し、オリンピック出場選手らによるオンライントークイベントを新たに企画し、実施いたしました。これにより、当初の企画では抽せんに漏れてしまった方々の参加が可能となったことで、多くの参加者から、ふだんは見ることのできない選手の一面を知ることができたとの喜びの声をいただき、今後の事業の可能性が広がったと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。今までは中原区は区民総ぐるみということでスポーツ大会があったんですけれども、新たな取組として中原スポーツまつりが今年度初めて実施され、多数の申込みがあったようですが、その内訳、来年度に向けての取組、改善策等々を伺います。
◆永山実幸 中原区長
 中原スポーツまつりについての御質問でございますが、中原スポーツまつりは、これまで40年以上続いてきた中原区民総ぐるみスポーツ大会をリニューアルし、年齢を問わず誰でも簡単に楽しめるニュースポーツやeスポーツの体験を通じて、市民の健康づくりや多世代交流の機会を創出することを目的とし、今年度、とどろきアリーナにおいて初開催したものでございます。開催に当たっては、感染症対策の徹底を最優先に、中原区町内会連絡協議会、スポーツ推進委員会、青少年指導員連絡協議会、子ども会連合会などの関係団体で構成された中原スポーツまつり実行委員会において検討を重ね、コロナ禍でも安心して参加いただけるイベントとするため、午前の部、午後の部それぞれ200人の定員を設けることといたしました。各200人の定員に対し、午前の部に692人、午後の部に293人の応募があり、本来、応募いただいた皆様全員に参加いただきたいところではありましたが、開催日直前の新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、参加資格を区内在住者に限定した上で抽せんを行い、参加者を決定したところでございます。次年度以降につきましては、新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、等々力緑地を訪れた方が誰でも気軽にスポーツを楽しめるよう、自由に参加できるイベントとしての実施を目指してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ディスプレーをお願いします。これはタイムカプセル、平成12年12月31日、ちょうど20世紀が終わる日に設置されて、中に2,000近い物があるということなんですけれども、なかはら世紀越え記念カプセルというらしいんですが、これについて、50周年にどのようなイベントを考えていらっしゃるか、お伺いいたします。
◆永山実幸 中原区長
 なかはら世紀越え記念カプセルについての御質問でございますが、令和4年度に中原区は区制50周年を迎えるに当たり、記念事業の目玉として、平成12年12月31日に封印したタイムカプセルの開封イベントを計画しております。イベントでは、当時の関係者の皆様をお招きし、思い出の品々や、子どもたちが未来に向けて書いた約2,000通の手紙が収められたカプセルを開封する予定でございまして、カプセルの開封とともに、時の流れや歴史を懐かしみながら、新たな時代への夢と希望を共有できるイベントとしてまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
 20年たって中身がちょっと心配なんですけれども、大丈夫だと思うんですが、これを機にいろいろな中原区の課題を解決しなければいけないと思うんですけれども、中原区長として中原区の未来像等々についてどのように考えているか、お伺いいたします。
◆永山実幸 中原区長
 区制50周年記念事業についての御質問でございますが、区制50周年の節目を祝し、より地域への愛着を持っていただくとともに、区の歴史を振り返り、交流する契機とするため、なかはら世紀越え記念カプセルの開封イベントのほか、市民提案型事業として、記念クラシックコンサート、区主催の冠づけイベント、さらに区民主催のイベントへの後援などを1年を通じて実施する予定です。こうした事業を通じて、区民の皆様の交流が進み、町内会・自治会をはじめとしたコミュニティの活性化に向けた好機としてまいりたいと考えております。中原区は、等々力緑地、多摩川、二ヶ領用水、井田山などの自然に恵まれるとともに、商業施設のにぎわいをはじめとした生活利便性を含め、多くの魅力にあふれるまちでございますので、この50周年記念の取組をさらにその先の未来につなげ、区民が地域に愛着と誇りを持ち、住み続けたいと実感できるまちを目指してまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
 それぞれありがとうございました。永山区長は今回御勇退ということでありますけれども、私の記憶に残っているのは、平成25年、福島原発の土壌汚染の受入れのときに放射線の対応として設置されたセクションに就かれて、前例のない課題についてしっかりと取り組まれたということで、これは大変御尽力されたことで本当に御苦労だったと思います。また、区長としても、人情区長ということで大変区民の方からも慕われた区長でありましたので、どうぞこれからも様々な方面から御意見、御示唆を賜りますようお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。