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■ふるさと納税について
◎松原成文
  ふるさと納税について、財政局長、市民文化局長にそれぞれお聞きいたします。本市は流出がずっと続いておるんですが、ただ手をこまねいているだけではなくて、様々な返礼品を贈与したり、社会的な取組のアピールもしておるんですが、なかなかこれが思うようにいかない、流出のほうが多いということであります。そこでお聞きしますけれども、例えばこれは大阪府枚方市なんですけれども、体験型のふるさと納税があるようです。本市では体験型として、工場夜景の観光ですとかラジオ日本の川崎フロンターレの応援番組などがあります。県内ほかのところを見てみますと、珍しいなと思うのは、例えば湯河原カンツリー倶楽部、ゴルフ場ですね、あるいはチェックメイトカントリークラブにおいて、ふるさと納税の自動販売機というのが設置されており、大変好評のようであります。ディスプレーをお願いいたします。これは飲料水の自動販売機のようなものなのでありますけれども、面倒な手続はなくて、タッチパネルを押すと、これは例えば1万3,500円で4,000円の寄附ができるということでありまして、その場で4,000円の利用券が出て、プレー費ですとか飲食、お土産も買えるということでございます。こういったゴルフ場にふるさと納税の自動販売機、これを川崎国際生田緑地のゴルフ場に設置することはできないのか、その辺について考えをお聞きいたします。
◆竹花満 財政局長
 ふるさと納税についての御質問でございますが、ふるさと納税返礼品として生田緑地ゴルフ場利用チケットを登録しておりますが、多くの市民利用がある生田緑地ゴルフ場におきましては、市外の方向けの返礼品に振り向けることができる数に限りがあり、年度途中に上限に達する状況となっております。こうした状況等から、他の自治体の例のような、ゴルフ場内に市外からの来訪者を対象とした返礼品チケットの自動販売機を設置することは難しいものと考えております。一方、市外の方に本市に来訪していただき、本市の魅力に触れる機会を創出することは、市内経済の活性化を図る上で大変重要でございますので、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、庁内で連携して、体験型返礼品の充実を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。  続きまして、市民文化局長にお伺いいたしますが、本市のスポーツパートナーがあるわけでありますけれども、これらの方たち、スポーツパートナーの皆様方の活動状況について少しお話しいただけますでしょうか。
◆中村茂 市民文化局長
 かわさきスポーツパートナーの活動状況についての御質問でございますが、本市では、川崎市をホームタウンとして活躍するNECレッドロケッツ、川崎ブレイブサンダース、川崎フロンターレ、東芝ブレイブアレウス、富士通フロンティアーズ、富士通レッドウェーブの6チームをかわさきスポーツパートナーとして認定しております。かわさきスポーツパートナーにつきましては、川崎市の名前を前面に打ち出した競技活動のほか、競技の普及やスポーツの推進、ホームタウンスポーツの活性化を目的として、小学校でのふれあいスポーツ教室やホームゲームへの市民招待など、スポーツに触れる機会の提供をはじめ、様々な取組に御協力いただいているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。  冒頭お話ししましたけれども、大阪府枚方市のバレーボールチームの話なんですけれども、パナソニックパンサーズというチームなんですが、スパイク体験返礼品が大人気のようであります。他都市のこういった好事例を参考に、スポーツパートナーの皆様方に御協力をいただきながら、体験型の返礼品として設定することはできないのか、見解、考えをお伺いいたします。
◆竹花満 財政局長
 ふるさと納税返礼品についての御質問でございますが、かわさきスポーツパートナーには、これまでも、チームのユニホームやチームのカラーやロゴをデザインしたTシャツ、タオルやマスク、マスコットキャラクターのぬいぐるみなどのグッズを「川崎ならでは」「川崎らしさ」を表す返礼品として登録していただいております。かわさきスポーツパートナーの様々な活動を通じて「川崎ならでは」「川崎らしさ」をより具体的に体験できる返礼品は、市内経済の活性化、シティプロモーション、さらにはシビックプライドの醸成の観点からも重要であり、本市のふるさと納税取組方針にも合致するものでございますので、関係局との連携の下、かわさきスポーツパートナーと協働して、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、体験型返礼品の開発に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。バレーボールの試合の後に、本物のというか、スパイカーから、これは2万5,000円だそうですけれども、1球受けられるそうですね。強、中、弱の希望ができて、スパイクをされて受け取ることができるということでありますが、本当にこれはすごい人気だということであります。川崎ですとやっぱりフロンターレ、サッカーがありますから、試合後かどうか分からないけれども、PKができるとか、コーナーキックだと首を折っちゃうかも分からないんで、その辺も面白いそういった体験型の返礼品を何か考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。国の施策でありますけれども、ふるさと納税のこういった補填策の拡充など、制度の見直しについて、国への要望活動もしっかりとされていると思うんでありますけれども、現状をお伺いいたします。
◆竹花満 財政局長
 国への要請活動の取組についてでございますが、国に対しましては、これまでも、市税の減収分に対する財政措置や、高所得者ほど有利となる税額控除への定額の上限の設定などの制度改善につきまして、本市独自に、あるいは指定都市市長会等を通じて他都市と連携し、要請してきたところでございますが、今後も引き続き積極的に働きかけてまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 しっかりと働きかけていただいて、川崎市をしっかりPRしていただきたいなと思います。そのほかにも本市には38項目の寄附メニューが別途あるんでありますけれども、これらの実績、課題、今後の方向性等々についてのお考えをお伺いいたします。
◆竹花満 財政局長
 ふるさと納税についての御質問でございますが、令和3年度における使い道を指定していただける寄附メニューごとの実績では、12月末時点で449件、約5.7億円の寄附を頂いており、主なものといたしましては、動物愛護センターの動物への支援が約3割の122件、新型コロナウイルス感染症への対応が約2割の85件などとなっております。また、使い道を7つの分野から選択できる民間ポータルサイトを通じた返礼品ありの寄附につきましては、12月末時点で約1万3,000件、約3億円の寄附を頂いており、約4割の方が市政全般を、約3割の方が福祉・こども・教育を選択されております。今後も、「観る、味わう、体験する」の観点から、各局区が持つあらゆるネットワークを通じて、市内の様々な団体や企業と連携し、「川崎らしさ」や「川崎ならでは」を体感できる返礼品の発掘、開発を進めるとともに、本市の取組や寄附金の使途を広く知っていただき、共感を得ることが重要でございますので、広報などにつきましても、関係する部局で連携して取り組んでまいります。以上でございます。
◎松原成文
 広報をしっかりやるということでありますけれども、以前、電車の車内等々で見たことがあるんですけれども、ふるさと納税、これだけ出ていますという。もう少しPRをしっかりしていただくことも必要かと思いますので、その辺も取組をよろしくお願いしたいと思います。