議会リポートに戻る
■市役所通り銀杏並木の剪定について
◎松原成文
  最後でありますけれども、市役所通りのイチョウ並木の剪定についてお伺いいたします。ディスプレー、お願いいたします。これは日吉駅前のK大学のイチョウ並木でございます。これは横浜、日本大通りのイチョウ並木でございます。これは同じく横浜の山下公園で、空がきれいなんですけれども、特にこれは紅葉と言うのではなくて、黄色の葉と書いてオウヨウと言うそうでございますけれども、これが山下公園でございます。こちらはもう御存じのとおり、神宮外苑のイチョウ並木でございまして、大変多くの方々がこういった時期に訪れるということでございます。すばらしい環境でございます。これは市役所通りの川崎市のイチョウ並木であります。こういう状況でございます。これは同じ11月の最終週の週末にそれぞれの場所に行きまして撮影をしたわけでありますけれども、川崎市がどうしてこういう状況なのかということでちょっと疑問を持ちましたので、質問させていただきたいと思います。今回の剪定時期、適切な時期であったのか、剪定に当たり業者へはどのような要求、要望を行ったのか、要望、要求どおりの剪定ができたと考えているのか、いかなる理由で業者を選定したのか、お伺いいたします。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 市役所通りのイチョウの剪定についての御質問でございますが、市役所通りのイチョウ並木につきましては、美しく風格のある都心部のシンボルとなる街路景観の創出を目的に平成16年から円錐形に剪定しておりますが、剪定時期といたしましては、落葉前のイチョウの樹形が確認でき、かつ樹木の生育に影響が少ない期間である10月下旬から11月下旬の間に実施したところでございます。剪定については3年に1度実施しておりまして、受託業者に対しては、統一美を効果的に発揮させるよう樹形に配慮すること、枝葉が混み過ぎていたため、今年度は特に混み入った枝を除去することを指示し、剪定は指示どおりに行われたことを確認しております。事業者につきましては、造園などに関する有資格者の有無を踏まえ、川崎区及び幸区の中小事業者を対象に選定を行い、指名競争入札により決定したものでございます。なお、市役所通りのイチョウについては、川崎市街路樹管理計画において景観的に特に重要なシンボル並木と位置づけられていることから、一定の技術水準が必要なため、特記仕様書において、1級造園施工管理技士または街路樹剪定士の有資格者の配置を義務づけております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。重要なイチョウ並木ということでありますけれども、この剪定後の状況、景観等について何か市民の皆様から意見等は寄せられておりますでしょうか。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 剪定後の意見についての御質問でございますが、イチョウの剪定後、特に御意見等は寄せられていない状況でございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。川崎市制100周年をこれから迎えるのでありますけれども、全国都市緑化かわさきフェアに向けたイチョウ並木、これなんですけれども、特に緑化フェアに向けて支障は生じないのか。今後の剪定に向けての考え方をお伺いいたします。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 今後の剪定に向けての考え方についての御質問でございますが、市役所通りのイチョウの剪定については、樹形と枝葉の密度が統一されるよう3年に1度実施しているものでございまして、市制100周年に当たる3年後には、枝葉が健全に成長し、緑豊かな並木となると考えております。今後につきましても、川崎駅前から労働会館前までの区間において、本市の玄関口にふさわしい都市景観を形成し、魅力向上につながるよう、シンボル並木としての統一美を発揮できる樹形管理を行ってまいります。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。建設緑政局長、改めてお伺いをいたしますが、一般的にはイチョウの剪定時期はいつ頃が適当であると言われているのか伺います。また、局としてはどのような認識を持たれているのかお伺いいたします。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 イチョウの剪定についての御質問でございますが、イチョウなど落葉樹の一般的な剪定の時期につきましては、樹木の生育に影響が少ない期間として、樹木が活動を休止する11月から2月頃の秋から冬の休眠期とされており、本市におきましても、街路樹のイチョウにつきましてはこの期間に剪定を行っているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 本市の取組がそういうことで、秋から冬ということですね。秋というのは9月、10月、11月、冬というのは12月、1月、2月というふうに大体感じるのでありますけれども、秋から冬のどちらかということになって、川崎市は10月下旬から11月下旬に剪定をしたということでありますが、12月、1月、2月にやらない理由というのは何かあるんでしょうか。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 イチョウの剪定についての御質問でございますが、基本的には、樹木の生育に影響が少ない期間として、樹木が活動を休止する11月から2月の秋から冬の休眠期とされておりますので、その期間に剪定を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 これは神宮外苑でありますけれども、神宮外苑のイチョウ並木の剪定でありますが、景観の美しさを保つ秘訣として、業者といいますか、専門家が何て言っているかというと、4年に1度、葉の少ない1月から3月にかけて円錐、三角に樹形を保つ、これが秘訣なんだと言われておりますので、10月とか11月といったら黄葉の見頃ですよね。紅葉の時期といいますか、時期的に非常にいい時期であるので、この時期に剪定をするということは非常に残念であるなと私は思っておるのであります。剪定は要求どおりに仕上がったと伺ってたんですが、改めてお伺いいたしますが、剪定は要求どおりに仕上がったのでしょうか、また、剪定後のイチョウ並木についての感想をお伺いいたします。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 剪定後の仕上がりについての御質問でございますが、市役所通りのイチョウについては統一美を効果的に発揮させるよう配慮し、特記仕様書において樹形を円錐形とすることとしており、剪定は指示どおりに行われたことを確認しております。剪定後の感想につきましては、少しさっぱりした印象を持ったところではございますが、今年度は枝葉が混み過ぎていたため、特に混み入った枝の除去を行ったとの報告を受けております。以上でございます。
◎松原成文
 御感想としては、少しさっぱりし過ぎた印象であるということでありますけれども、大分さっぱりし過ぎたのかなと思っております。以前、行われていた光のイベント事業のイルミネーションを取りやめているわけでありますけれども、100周年の全国都市緑化かわさきフェアに向けて、ライトアップやイルミネーションへの取組についての考えをお伺いいたします。
◆建設緑政局長(磯田博和)
 光のイベント事業についての御質問でございますが、市役所通りでのイルミネーションにつきましては、川崎のまちのイメージアップと集客を図り、地域の活性化につなげることを目的として、川崎商工会議所と共同して、商業者を中心とした実行委員会形式により、企業や各種団体からの御協賛をいただき平成2年度から行われたものでございます。その後、経済情勢による協賛団体数の減少や、他都市でも同様の事業が取り組まれるようになり話題性が低下したことから、平成16年度に休止となったところでございます。イルミネーションにつきましては、緑化フェアの目的等を踏まえ、関係局と情報共有しながら可能性について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 いろいろありがとうございました。意見要望をさせていただきます。今後につきましても、本市をブランディングする街路樹によるまちづくりにふさわしい都市景観を形成していただくためにも、魅力向上につながるよう、統一美を発揮できる樹形管理など、適切な維持管理に努めていただきますよう要望いたしまして、質問を終わります。