■13款7項1目学校保健費について |
◎松原成文
学校医でありますが、いろいろ健診、診査、診断をいただくんですけれども、やっぱり早期発見、早期治療、これは非常に重要であろうかと思います。学校医の方々がその一翼をしっかりと担われていると思いますが、現在、本市における学校医の身分、勤務形態、配置基準についてお伺いいたします。
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◆石井宏之 教育次長
学校医等の身分等についての御質問でございますが、学校医等につきましては、地方公務員法に規定する非常勤特別職員でございまして、学校保健安全法に規定された児童生徒の健康診断、健康相談、保健指導等の専門的な職務に従事するに当たり、必要に応じて各学校において勤務しているところでございます。また、配置基準につきましては、川崎市立学校学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の配置及び報酬に関する要綱の規定により、内科、眼科、耳鼻咽喉科の学校医を各学校に各科1名、学校歯科医、学校薬剤師を各学校に各1名を配置することとしているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございます。内科や耳鼻科、眼科などが配置されているということです。確認ですけれども、精神科医も置かれているとお聞きしたんですが、もし分かればお伺いしたいと思います。
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◆石井宏之 教育次長
精神科医についての御質問でございますが、精神科医につきましては、要綱の規定により、川崎区、幸区、中原区に所在する小学校等に1名、高津区、宮前区、多摩区、麻生区に所在する小学校等に1名、特別支援学校1校につき1名配置することとしているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございました。学校医さんの報酬金額ですが、いろいろ調べていただきましたら、他都市と比較しておおむね平均的な金額ということです。本市は年払いですが、他都市は月払いですとか、あるいは児童生徒数や学級数によってある程度算出をしているということですけれども、本市の学校医の報酬金額の算出方法についてお伺いいたします。
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◆石井宏之 教育次長
学校医等の報酬についての御質問でございますが、報酬につきましては、要綱に基づき、内科、精神科、歯科は年額20万2,100円、眼科、耳鼻咽喉科は年額19万8,400円の基本額に加え、学級割額として1学級につき7,812円を加算し、そのほか、特別指導手当、学校行事健康診断に関する手当を支給しているところでございます。また、薬剤師につきましては、年額23万1,800円の基本額を支給しているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございました。
せっかくこども未来局長さんが御出席でございますので、参考までにお伺いをしたいと思うのですが、市内にある外国人学校の学校医の状況、もし分かれば教えていただきたいと思います。
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◆袖山洋一 こども未来局長
外国人学校における学校医についての御質問でございますけれども、市内の外国人学校では学校医を配置しておらず、その都度医師の派遣を依頼し、健康診断として内科健診及び歯科健診を行っております。来年度につきましては、現時点において4月下旬に学校内にて内科健診を予定しているというふうに伺っております。以上でございます。
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◎松原成文
聞くところによると、1人に対して5,000円を払わなきゃいけないというようなことでありまして、市内の外国人学校の生徒は大体50名ぐらいおるということで、掛ける25万円ぐらいかかるのかなということで、できれば近隣の小学校と協力して、学校医として配置していただくこともできるのではないかと思います。今日は参考までにお聞きしましたので、ありがとうございました。
先ほどいろいろな科目を教えていただきましたが、皮膚科と婦人科と整形外科が配置されておりません。今後こういった皮膚科、婦人科、整形外科の先生方も配置する必要が出てくるんじゃないかと思いますが、その辺のお考えをお聞きします。
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◆石井宏之 教育次長
学校医についての御質問でございますが、学校医は、児童生徒の健康診断、健康相談、保健指導等を職務として、現在、内科、眼科、耳鼻咽喉科の医師を配置しているところでございますが、皮膚科、婦人科、整形外科等の疾病が疑われるケースにつきましては、学校医の助言の下、必要に応じて専門の医療機関への受診や治療を行うよう指導しているところでございます。学校医の配置につきましては、現在の体制においておおむね充足しているものと考えております。以上でございます。
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◎松原成文
充足していると考えておるということですが、やはりこれから多種多様といいますか、いろんな生徒が出てまいりますので、今までにプラスしてそういった先生方も必要になってくるのではないかと思います。本市では、就学時に健康診断を実施しておりますが、本市の就学時健康診断の現状と他都市の就学時健康診断の状況を分かれば教えてください。
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◆石井宏之 教育次長
就学時健康診断についての御質問でございますが、就学時健康診断につきましては、学校保健安全法第11条に基づき、翌学年の就学予定児に対して、各小学校において健康診断を実施しているところでございます。学校医等の診断につきましては、内科医、歯科医が内科健診、歯科健診を行っておりまして、眼や耳鼻咽喉、皮膚などの疾病及び異常につきましては、保健調査票等により確認を行い、学校医の助言の下、必要に応じて専門の医療機関への受診や治療を行うよう指導しているところでございます。また、他都市の状況につきましては、本市と同様の手法で健診を実施している都市、眼科医、耳鼻咽喉科医が健診を行っている都市など、各都市の状況に応じて様々な手法で就学時健康診断を実施していると伺っているところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございました。本市はそういうことでありますけれども、他都市については、眼科医や耳鼻咽喉科の方が就学前健診をされている状況もあるということです。冒頭お話ししたように、やっぱり早期発見、早期治療が必要になってくると思いますので、できれば内科・歯科医だけではなく、保健調査票でその他については確認していますということでありますけれども、本当にそれで十分なのかなと思うわけで、できましたら精密な検査体制を今後しっかり構築していただくことを、まず要望しておきたいと思います。報酬変更の時期、また、これまで報酬は変更されたことがあるのか、お伺いいたします。
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◆石井宏之 教育次長
学校医等の報酬についての御質問でございますが、学校医等の報酬につきましては、本市職員の給与改定や非常勤特別職の報酬制度の見直し等の状況を踏まえながら、関係団体と協議しながら必要に応じて見直しを行ってきたところでございます。直近では、平成20年度に報酬基本額の引上げを行っており、それ以降につきましては報酬の見直し等は行っていないところでございます。以上でございます。
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◎松原成文
今御答弁いただきましたけれども、平成20年度に報酬基本額が引き上げられたと。引き上げられたに至った経緯、引き上げた根拠をまずお聞きしたいのと、その後12年間、全く動きがない、引き上げられていないんですが、年度ごとの報酬金額、基本金額、これはどのように決定されているんですか。
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◆石井宏之 教育次長
学校医等の報酬についての御質問でございますが、平成20年度の報酬引上げの経緯につきましては、当時の文書の保存期間が経過し廃棄済みであることから詳細は不明でございますが、平成19年度に本市職員の給与制度改革や非常勤特別職の報酬制度の見直し等があったことから、これを背景として、関係団体との協議を経て引上げが行われたものと考えております。平成20年度以降は、非常勤特別職の報酬制度等の大きな見直し等がなかったため、報酬の基本額については変更を行わなかったものでございます。以上でございます。
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◎松原成文
この間、消費税が上がったり、2年に1度医療報酬は見直しをされており、そういったことを加味せずに12年間、そのままというのはどうかと思うんです。年間3億3,000万円から3億4,000万円、学校医に予算組みされているわけですが、予算組みするに当たって慎重に、診療報酬の改定も含めて、様々な社会要件を含めて――私は12年間全く変わらないということについて何ら不思議に思わないという、その予算組みの仕方はいかがなものかなと思いますので、来年度はある程度、3億4,000万円ぐらい決まっているわけでありますが、次についてはしっかりと根拠を明確にして、年度予算を組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。
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