■2款3項1目危機管理対策費について |
◎松原成文
この等々力緑地公園の話でありますけれども、いろいろな施設がございます。例えば市民ミュージアムは帰宅困難者用の一時滞在施設、とどろきアリーナは遺体安置所です。また、ヘリコプターの臨時発着場ですとか、様々な施設の活用が位置づけられておるわけでありますけれども、ディスプレーをお願いいたします、これは、第1サッカー場、第2サッカー場でありますけれども、この第1・第2サッカー場が何ら位置づけが今されていないということであります。されていない理由、及び何か活用はできるんじゃないかと思うのでありますけれども、予定があればお聞きをしたいと思います。
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◆高橋実 危機管理監
第1・第2サッカー場についての御質問でございますが、災害時における施設等の機能につきましては必ずしも全てに位置づけを行ってはおらず、また、被災状況に応じてオープンスペースも必要となることから、当該施設につきましては、現在、災害時の機能の位置づけは行っておりませんが、その必要性については認識しております。今後につきましては、現在の等々力緑地各施設の災害時における機能や等々力緑地再編整備実施計画の改定に向けた動向等を踏まえながら、関係局区と連携し、検討してまいります。以上でございます。
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◎松原成文
今、管理監が言われたように、災害時のオープン施設としてということでありますから、明確にそういうときの場合のオープン施設として利用しますと明記すればいいだけの話であって、こんないい土地といいますか、場所を何ら活用しないということではなくて、いざというときにはオープン施設として利用しますと、これは明記すべきだと思います。次は、これは問題のミュージアムでございますけれども、今、こういう囲いがされて中には入れない状況でありますし、表玄関を見ましても、こういったことでなかなか入れないということであります。帰宅困難者の一時滞在施設ということで現在位置づけされておるのでありますけれども、果たして、もし直近にそういった災害が起きた場合、現状のままでその役割は果たせるのでしょうか。代替施設を考えるべきではないかと思うんですが、お考えをお伺いいたします。
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◆高橋実 危機管理監
市民ミュージアムについての御質問でございますが、現状では、令和元年東日本台風で電気室等の主要設備が被災し、被災収蔵品のレスキュー作業等に必要な最低限の復旧にとどめていることから、帰宅困難者一時滞在施設としての利用は困難でございます。なお、被災状況等を踏まえ、帰宅困難者一時滞在施設の必要がある場合には、他の公共施設等の状況を把握した上で柔軟に対応するとともに、今後におきましては、等々力緑地再編整備実施計画の改定に向けた動向等を踏まえながら、代替施設等についても関係局区と連携し、検討してまいります。以上でございます。
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◎松原成文
分かりました。関連してちょっとお伺いいたしますけれども、一時帰宅困難者用の滞在施設として位置づけをされたというのでありますけれども、例えば、現在、市内にはこういった滞在施設はどのくらいあるのか、収容可能な人数はどのような人数になっているのか、また、どのような災害を想定してこの位置づけをされているのか、お伺いをしたいと思います。
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◆高橋実 危機管理監
帰宅困難者一時滞在施設についての御質問でございますが、大地震の発生により鉄道等の公共交通機関が運行停止となり、帰宅が困難となって行きどころのない人を一時的に受け入れる施設でございまして、現時点では市全体で施設数といたしましては54施設、受入れ可能人数といたしましては2万3,954人と想定しております。以上でございます。
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◎松原成文
分かりました。だから、管理監、今言われたように54施設があって、数字も人数も教えていただいたのだけれども、万が一、本当に直近に起こった場合は、その数字が崩れるわけですよね。これはやっぱりこれに代わるものをある程度早急に指定していただかないと――いただいたほうがいいのかな、いただくべきだと思うんですが、その辺はしっかりお願いをしたいと思います。それともう一つです。これは、この間の大型台風の後の催し物広場ですが、現在、ヘリコプターの臨時離発着場、あと消防機関の活動拠点と位置づけをされております。前回、大量な災害の廃棄物が発生した折に、急遽この場が廃棄物の仮置場ということになりまして、10月18日から12月18日まで約2か月間、こういう状況が続いたわけでありますよね。現在の位置づけは仮置場になっていないんです、ヘリコプターの発着場と消防機関の活用ということでここが指定されているわけであります。そういった仮置場については明確に指定されている場所が川崎市にないということもお聞きをしてございます。ここがいいというのではなく、一つの候補地であろうかと思いますけれども、現にほかのところでも、この中にも、2か所ヘリコプターの発着場もあるし、また、消防機関の活用部分はあるわけですから、ここの催し物広場について見直すべきことも考えられるのではないかと思いますけれども、見解をお伺いいたします。
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◆高橋実 危機管理監
催し物広場についての御質問でございますが、災害廃棄物の仮保管場所につきましては、地域防災計画において、廃棄物の円滑な処理のため、一時的な保管や選別作業を行う場所を関係部等との協議の上、確保することとしております。仮保管場所の確保に当たりましては、現時点において場所を明確にしておりませんが、被災状況や立地条件等を考慮し、柔軟に対応する必要がございますので、災害時には関係局区と連携し、適切に対応してまいります。以上でございます。
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◎松原成文
ありがとうございます。
環境局長にお伺いをいたしますけれども、防災計画上、催し物広場の位置づけが東日本台風後の災害廃棄物仮置場であったんですけれども、この位置づけ等々を見直す必要についてどのようにお考えか、環境局長にお伺いいたします。
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◆斉藤浩二 環境局長
災害廃棄物の仮保管場所についての御質問でございますが、仮保管場所につきましては、川崎市災害廃棄物等処理実施計画において、等々力緑地などの1ヘクタール以上の大規模公園や生活場所に近い街区公園などを候補地としており、発災後、災害の種類や場所、規模等の被災状況、他の優先すべき用途などに応じて関係局区と連携して選定してまいります。以上でございます。
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◎松原成文
発災した後に関係局区と協議して決定してまいりますということでありますが、事前にある程度候補地は選定しておいたほうが――選定されているのだと思いますけれども、台風の被害の状況によって様々な、こういった利用できるところが発生してくると思いますので、その辺も柔軟に対応していただきたいと思います。ありがとうございました。
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