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■資源物の抜取りについて
◎松原成文
   資源物の抜取りについてお伺いをいたします。もう何回もこれをお聞きいたしております。ディスプレーをお願いいたします。これは多摩川の丸子橋からガス橋の間にある一場所でありますけれども、これはどういう状況なのでしょうか。健康福祉局長、お伺いいたします。
◆健康福祉局長(宮脇護)
 河川敷の状況についての御質問でございますが、ディスプレーの現場近くの状況につきましては、専門の巡回相談員が定期的に巡回している中で、この場所で起居している数名の方が生活用品、廃棄物等を置いている状況を確認しているところでございまして、巡回相談時に整理整頓をするよう助言しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。整理整頓をしっかりしろということで、私は、ホームレスの方たちの人権の尊重ですとか尊厳を確保してもらわなければいけないわけでありますし、また、年末に向かって、食べるものですとか年越しの対策、医療体制の確保、こういったものもしっかりしていただいて、就労支援もやられていると思うんですが、なかなか結びついていない、そういうことも含めて、しっかりとこれは対応していただきたいと思うわけであります。  また、ホームレスを支援する民間の団体も幾つかありまして、住居の提供や生活相談、健康相談、炊き出し、日用品の配布などもしていただいているということでございます。行政としても、これまで地域のパトロールですとか集積所の警告のポスター等々をして、当事者へ注意喚起をしたということでありますけれども、条例化を視野に入れて関係部署と協議していくとこれまでも言われておりましたけれども、今後どのような取組をするのか、お伺いをしたいと思います。環境局長にお伺いいたします。
◆環境局長(斉藤浩二)
 協議等についての御質問でございますが、資源物等の持ち去り行為防止の取組の検討に当たりましては、空き缶の持ち去り行為により収入を得ている一部のホームレスの方々と支援団体に対し、持ち去り防止対策の必要性とともに、自立支援を行う福祉関係部局との連携についても説明し、意見交換を行うなど、理解を求めているところでございます。今後につきましても、資源の有効利用や廃棄物の適正処理の推進に向け、有効な方策の必要性について御理解いただけるよう引き続き取り組むとともに、年度内に基本的な方向性を定め、その後、パブリックコメントや庁内外の関係部署との協議を行ってまいります。以上でございます。
◎松原成文
 年度内に方向性を決めてパブコメを始めるというようなことであります。その中で参考までにお聞きをしたいと思うのでありますけれども、この空き缶の持ち去りについて、そういうものを見た人が、窃盗罪ですとか業務妨害、あるいは軽犯罪、あるいはまた住民監査請求、あるいはまた住民訴訟、こういうことを起こすことができるんでしょうか。参考までに教えていただきたいと思います。
◆環境局長(斉藤浩二)
 資源物等の持ち去りについての御質問でございますが、本市におきましては、集積所に排出された資源物等は、市が収集するまでの間につきましては排出者である市民に、また、収集した以降は市に所有権が帰属すると考えており、集積所に出した資源物等を市民が持ち去られた場合や、マンションなどの私有地に正当な理由がなく立ち入られた場合などは、窃盗罪や軽犯罪等が成立する可能性はあると考えております。また、住民監査請求につきましては、集積所に排出された資源物等について、市に所有権はないものと考えておりますが、当該案件が地方自治法に定める要件を備えていると監査委員が判断した場合に監査の対象となり、監査結果等に不服がある場合には、住民訴訟が提起できるものと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 いろいろ段取りさせていただいていると思うんですが、しっかりとまた取組をしていただきたいと思います。ありがとうございました。