■ストリートピアノについて |
◎松原成文
続きまして、ストリートピアノについてお伺いをいたします。BS等々で見ておりますと、番組の中で外国等々の駅頭におきましていろいろな国の方がピアノを弾いて、大変和ましい姿を映像で見ることができます。商店街や駅などの公共空間において、誰もが自由に弾けるストリートピアノを置く取り組みが全国で広がっております。ディスプレーをお願いいたします。これは、みなとみらい線の馬車道の改札を出た、その上のストリートピアノでございます。こういったBMIということで、弾いている方もおいでになりました。聞いている方もおいでになりました。これは馬車道駅でございます。これが関内のマリナードのストリートピアノが置いてある広場でございます。弾いている方がおりますし、多くの方がこのように音楽を楽しんでいるというような状況が確認できました。まちににぎわいを生み出し、行き交う人を音楽が和ませるようですが、残念ながら本市においてはこのストリートピアノの存在は現在見受けることができません。設置場所や運営方法、経費、保守等のさまざまな課題をクリアしなければならないと思いますが、これらを踏まえまして、音楽のまちであります本市でのストリートピアノの設置について市民文化局長に見解を伺います。
また、こういったものを上手に企画すれば観光資源として活用ができますし、市民や観光客の交流を生み出し、まちの活性化にもつながると思いますが、実施している他都市の状況を踏まえ、ストリートピアノの設置について見解及び設置できそうな場所、本市において設置できたらいいなと思う場所がございましたら、労働局長にお伺いをさせていただきたいと思います。
また、シティプロモーションの観点から、ストリートピアノの設置について、他都市の取り組みについての感想及び本市での設置の可能性について、総務企画局長の見解をお聞かせ願いたいと思います。それぞれよろしくお願いいたします。
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◆市民文化局長(向坂光浩)
ストリートピアノについての御質問でございますが、本市では、市内にある音楽大学を初め、関係団体や地域の皆様と連携し、音楽を中心とした芸術や市民文化の創造を通じて、都市の魅力向上やまちのにぎわいの創出に取り組んでおります。ストリートピアノにつきましては、演奏する人、聞く人、教えてもらう人、初めてピアノに触れる子どもなど、自然と人が集まり、音楽による新しい交流の場となる一つの手法と考えております。市内におきましては商店街などにストリートピアノが常設で置かれている事例はございませんが、設置に当たりましては、事業主体や運営管理などさまざまな課題が想定されることから、今後、音楽のまち・かわさきの推進に向けた取り組みを検討する中で考え方を整理してまいります。以上でございます。
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◆経済労働局長(中川耕二)
ストリートピアノについての御質問でございますが、ストリートピアノにつきましては、他都市においては地下街の商店街や駅などに設置されており、演奏者や観衆が集まっている事例がございますので、さまざまな方が訪れることにより、まちのにぎわいづくりの一つとなるものと考えております。一方で、通行者や買い物客の安全の確保や設置後の維持管理等の課題などもございますので、今後、庁内における検討状況も踏まえ、観光資源としての活用について、他都市の事例を参考にしながら研究してまいりたいと存じます。以上でございます。
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◆総務企画局長(大澤太郎)
ストリートピアノについての御質問でございますが、ストリートピアノのようなインパクトのある取り組みにつきましては、さまざまなメディアにも好事例として取り上げられていることから、シティプロモーション戦略プランの目標として掲げる川崎への愛着、誇りの醸成や川崎の対外的な認知度やイメージの向上にもつながる取り組みであると考えております。一方、設置場所や管理手法などさまざまな課題もございますので、今後庁内における検討状況などを踏まえ、シティプロモーションを推進する観点から、各施策などと連携し対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
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◎松原成文
それぞれありがとうございました。もう既にこういったことを実行しております、例えば都庁南展望室、神戸市、先ほどの馬車道、関内、それとあと横須賀モアーズシティ、ここについてそれぞれ調査票を送らせていただきましたら、皆さんから回答をいただきました。その内容は、設置の目的と効果、課題、そしてまた2番目が設置場所の選定方法、設置要件、3番目が常設か期間限定か、実施状況、4番目が、実施可能な日時及び1人当たりの演奏時間、どのような決まりがあるか、5番目が保全性、どのように保安をしているかというようなことでお聞きをしましたら、全ての都市から回答をいただきまして、例えば東京都は議会局議事部議案法制課というところから調査票の結果をいただきまして、これは都庁の展望室にあるわけでございますけれども、設置をした目的等々については、ラグビーワールドカップ2019や東京2020大会を間近に控え、都庁を訪れるたくさんの国内外からのお客様同士の音楽を通じた交流促進を図り、ピアノ寄贈者の思い出が詰まったピアノを都庁舎を訪れる方々が演奏し、また演奏を聞くことで、それぞれの思い出づくりに役立てるというようなことでございまして、多くの方が演奏し、楽しみ、話題となっているということであります。課題もあるわけでございますけれども、ほかの神戸、あるいは横須賀等々についてもほぼ同じようなことでありまして、多くの皆様が喜んでおりますが、課題もそれぞれあるということでございますので、また他都市の事例等々もしっかりと参考にしていただいて、本市で設置できるか、音楽のまち・かわさきとして取り組むべきではないのかなと私は思っておりますので、どうぞしっかりと御検討いただきたいと思います。ディスプレーは結構です。
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