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■議長就任のご挨拶
◎松原成文
 
お許しをいただきましたので、議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  ただいま議員の皆様の御推挙をいただきまして、川崎市議会第41代の市議会議長に就任させていただきました松原成文でございます。大変ありがとうございました。その議長としての職責の重さ、心の、身の引き締まる思いでございます。議長としてその職責を十二分に発揮をさせていただきたいと決意を新たにしたところでございます。

 さて、私たちの川崎市でございますけれども、4月についに人口が150万人を突破いたしました。大正13年7月1日、約4万8,000人として市が誕生し、その後、順調に発展をしてきて、今では成熟した川崎市と言われております。さらに人口の増加が見込まれる中、さらに発展をしていくところでございますけれども、しかし、必ず来る人口減少、そして少子高齢化、それに伴います生産年齢人口の転換が必ず来るわけでございます。そして、多くの市の施設の老朽化も目立ってまいりました。財政状況が大変厳しい中ではございますけれども、こういった諸課題について積極的に対応をしていかなければいけないと思っております。
 幸いにして、川崎市にはものづくりとして大変すばらしい技術があります。そしてまた、生命科学、あるいはまた環境問題等々につきましても、最新の先進的な取り組みが行われておりますし、母なる川多摩川、そして多摩丘陵等々の自然にも恵まれております。そして、音楽、スポーツ、これらの面についても多くの市民の皆様に大変喜ばれ、享受をいただいているところでございます。しかし、私たちはこういった問題をさらに発展させるために、議会改革、そして多くの市民の皆様に御理解をいただける議会運営をしていかなければいけないというふうに思っているところでございます。

 議員の皆様におかれましては、この川崎市議会の伝統、このすばらしい伝統を受け継いでいただきまして、議会改革、そして開かれた議会を皆様とともに構築をしていきたい。そして、川崎市に住んでいてよかった、こういった市民の皆様が一人でも多くふえるよう、皆様とともに英知を結集して進んでいきたいと思っておるところでございます。どうぞ皆様方には、これまでにも増して議会運営に大きなお力をいただきますとともに、市長を初めといたしまして、理事者の皆様方におかれましても、円滑な議会運営、公正公平な議会運営ができますように、さらなる御支援、御協力を心からお願い申し上げまして、議長就任といたしましての松原成文の御挨拶とさせていただきます。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。