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■川崎市立学校の新聞廃止について
◎松原成文
  市立学校の新聞配置についてお伺いいたします。新聞配置について、本市では、予算措置がされておりますけれども、次年度の予算額の内訳及び本年度の新聞購入状況についてお伺いいたします。
◆西 義行教育次長
 学校における新聞配置についての御質問でございますが、初めに、図書室等への新聞配置のための経費につきましては、本年度は1校当たり1紙分4万5、000円としておりましたが、平成29年度予算案では、各小学校1紙、各中学校2紙、各高等学校4紙分の経費を、1紙当たり4万8、000円として、児童生徒の教育に直接かかおる消耗教材費の購入に充てる学校運営費に含め、所要額を計上したところでございます。次に、今年度の市立学校における新聞の購入状況につきましては、小学113校中112校で143部、中学校52校全校で98部、高等学校5校全校で36部となっております。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございます。今御答弁いただきましたけれども、小学校113校中112校ですね。今年度については4万5,000円の予算が割り当てられているのですけれども、1校については新聞を購読していないというような状況であります。答弁をいただきましたが、これは来年度予算措置をしているのでありますから、小学校1校、やっていないところがあるようでありますから、しっかりとした予算の活用をしていただければと思います。あわせまして、新聞を活用していただいた学習状況について伺います。また、新聞は、学校内のどの場所に配置されているのか、それぞれお伺いいたします。
◆西 義行教育次長
   新聞を活用した学習等についての御質問でございますが、各学校におきましては、購入した新聞を図書室のほか、職員室及び校長室等に配置し、校長や教員が地域や社会の出来事を伝えるために新聞を提示したり、児童生徒が情報を収集するためにみずから新聞記事を選び、読み取ったりするなど、各教科、道徳、総合的な学習の時間において新聞を活用しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 今、最後にちょっと読み直しじゃないですけれども、しているんじやなくて、そういうふうにやっているところもあるということでありまして、全校がこれを実施している状況ではないのかなというふうにも見られます。文部科学省は、昨年6月に施行された改正公職選挙法では、18歳の高校生が有権者となったことに対して、社会問題を多面的に捉えて公正に判断するために、複数配置が必要であり小学校は1紙、中学校は2紙、高校は4紙を目安に支援を充実させるという計画が公表されていますけれども本市については、既に高校については4紙実施もるということでありますが、これを受けて本市の取り組みについての考えを伺いされています。
◆西 義行教育次長
  新聞を活用した本市の取り組みについての御質問でございますが、本市といたしましては、これまでも新聞を活用して調べる活動や新聞の構成を学ぶ活動などに取り組んでおりますが、社会的事象を多面的、多角的に考察し、公正に判断するために、新聞の活用は重要であると考えております。今後も、小・中・高の発達段階に応じて児童生徒が地域や社会の問題に関心を持ち、みずからの生活と関連づけたり、複数の新聞を読み比べて社会的事象を多面的に捉え、主体的に考察したりするなど、新聞を効果的に活用した学習を展開してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 それぞれありがとうございました。今年度については4万3、000円ですけれども、来年度については少し増額をしていただくということであります。それで、購読している新聞なのでありますけれども、これも調査をさせていただきましたが、教育委員会の中でも課が違うところが担当している部分で、そこについては日本教育新聞、日本教育新聞については別枠で各小中学校に全て配られているというようなことも聞いておりますが、例えば、朝日、毎日、読売、産経、神奈川、束京、いろいろありますけれども、どういった新聞を購読するのだということについて、誰がどうやって決めるのかということについても、これはちょっとまだ定かではないようなこともありますし、実際これは小学校、中学校、特別支援、高等学校、どの学校がどこの新聞社の新開を購読しているかという調査も実はしていただきました。大体偏っているようにも見受けられます。これはもう、どこの新聞をとるというのはその学校で判断をされるわけでありますけれども、朝日、毎日、読売、産経のこの新聞に間しては、一部の新聞がほとんどとられていないというような状況でありますし、神奈川新聞等々については満遍なく小・中・高、とられているというようなことでありますので、どの新聞をとって、子どもたちにどのような記事を授業等々で学んでいただくかということについても、これは判断するのに非常に難しいと思いますけれども、今後こういうことについてもある程度の要望なり、校長会で何か議論をいただくということも必要であるうかと思います。また、新間購読料として予算組みをしている中で、その予算を活用していないような学校もあったということでございますので、こういった予算配置されたところについてはしっかりとそれを活用していただけるようにお願いをいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。