議会リポートに戻る
■学校保健統計調査について
◎松原成文
  学校保健統計調査についてであります。これは健康診断でありますが、この目的は、児童生徒の健康状態を把握するという役割と、学校における健康課題を明らかにして、健康教育の充実に役立てるというような目的、あるいはまた役割があるうかと思います。調査の結果を見せていただきましたけれども、年次比較から子どもの状況を見ますと、身長、体重につきましては30年前の昭和62年と比較しても人きな変化は見られていないような状況でございます。視力についてでありますけれども、これは学年が進むにつれて、裸眼の視力の1.0以上の割合が減少しております。経年でも裸眼視力の1.0以上の割合が減少しているわけでありますけれども、30年前と10年的、そして現在について、どのような数字になっているのかお伺いをいたします。また、虫歯でありますけれども、これについても30年前に比べると激減しているというような数字が出ておりますけれども、これも裸眼視力同様に、年次別でそれぞれの割合、小・中・高についてお示しください。
◆西 義行教育次長
 学校保健統計調査についての御質問でございますが、学校保健統計調査は、平成26年度まで抽出調査を行っており、児童生徒の視力につきましては、裸眼視力1.0以上の割合が、小学校では。30年前の昭和62年度は76.5%、10年前の平成19年度は68.8%でございます。直近の平成27年度から全数調査となっておりますが、68.5%でございます。中学校では、30年前から、それぞれ60.1%、43.1%、42.5%でございます。高等学校では、同じく50.5%、30.1%、32.7%でございます。虫歯につきましては、虫歯の処置完了者と未処置歯のある者を合わせた児童生徒の割合は、小学校では、30年前は90.7%、10年前は58.6%、直近では41.6%でございます。中学校では、30年前からそれぞれ92.3%、53.3%、34.6%でございます。高等学校では、同じく96.7%、68.4%、26.3%でございます。以上で御座います。
◎松原成文
 ありがとうございます。裸眼視力については、全国平均に比べると、小学校では大体同様でありますけれども、やっぱり学年が進むにつれて、中学校、高等学校では全国平均より余りよくないというような数字であるうかと思います。半面、虫歯については、高等学校では、30年前は96.7%だったのが、直近では26.3%ということでありまして、大変成果があがっているのではないかと思います。引き続きこういったよいところは伸ばしていただいて、特に裸眼等々については、インターネットですとかスマホですとか、いろいろなことでいろいろな課題があろかと思いますけれども、そういったことも児童生徒へしっかりと指導していただければと思います。それと、質問をちょっとしていないのですけれども、公立学校において、お昼休み、給食あるいはお弁当を食べた後、歯磨きをするという状況にに今どんな状況になっているのでしょうか、お伺いいたします。
◆西 義行教育次長
  学校における歯磨きの状況についての御質問でございますが、平成25年度の調査でざいますけれども、小学校113校、それから、特別支援学校3校の116校を対象にした調査をしております。そのときには、全校実施している学校が116校のうち13校、それから、一部の学年または特別支援級で実施している学校が4校、あと、希望している児童が実施している学校が15校、また、実施していない学校が83校でございます。以上でございます。
◎松原成文
 これはそれぞれの学校の状況によって、実施している、あるいはクラスだけとか個人だけとか、いろいろあろうかと思いますけれども、実施していない学校が83校というようなこともありますので、この辺につきましても今後どのような対応を積極的に進めていくのかということについても御検討をいただきたいと要望をさせていただきます。ありがとうございました。