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■川崎市立学校教員の募集について
◎松原成文
 川崎市立学校教員の募集についてお伺いをいたします。川崎市立学校教員の募集についででありますけれども、教員採用について、意欲のある優秀な教員を獲得するために、各都道府県、政令市、競争が始まっているわけでありますけれども、本市の教員募集に当たり、他都市とは違う本市独特の選考試験の特徴についてお伺いいたします。
◆西 義行教育次長
 教員募集についての御質問でございますが、教員募集におきましては、優秀な人材の確保に向けて教員採用パンフレットやポスターの作成、配布、全国の大学や市内外会場における採用説明会の実施、ホームページや市政だよりなどによる情報発信を通して、川崎市で進めている教育の理念、目標等に魅力を感じて、理解し、共感してくださる方々に受験をしていただけるよう取り組んでいるところでございます。中でも、教員採用パンフレットは重要なな広報媒体と捉え、アピールポイントである求める教師像や教育プラン、充実した研修制度等を簡潔明瞭に表現し、わかりやすくインパクトのある紙面構成にしております。また、採用説明会では、先輩職員の話を直接聞ける機会を設けることで、学校現場での教育活動の具体的な様子や職場の温かい雰囲気がわかるエピソードが伝わるようにしております。これからもさまざまな工夫を図ることで、より多くの方々に応募していただけるよう努めてまいります。以上でございます。
◎松原成文
 他都市と違う本市の特徴と言ったんですが、大体他都市も同じでございます。本市では、川崎会場と九州会場が受験会場となっておりますけれども、九州会場につきましては、目標を達成しているのか伺います。また、特別選考のVにあたるんですが、身体障害者の方の特別選考でありますけれども、この最近の状況についてお伺いします。また、それについての見解もあわせてお伺いいたします。教育委員会の障害者雇用率について、目標は達成をされているのか、あわせてお伺いをいたします。
◆西 義行教育次長
 試験会場等についての御質問でございますが、現在本市の教員採用候補者選考試験は、市内2ヵ所及び九州の熊本大学の計3ヵ所を試験会場として実施しております。このうち九州会場におきましては、例年希望者全員が受験できるよう、余裕を持たせて会場を確保しておりまして、本年度の受験者数は26名でございました。次に、身体障害者特別選考につきましては、障害の種類や程度に応じた配慮を行って試験を実施しておりまして、本年度の受験者は1名でございました。なお、平成28年6月1日時点での教育委員会の障害者雇用率は1.91%となっておりますが、引き続き障害のある方が受験しやすい環境づくりに努めてまいります。次に、教育委員会における障害者雇用についての御質問でございますけれども、教育委員会におきましては、国が定める法定雇用率は2.2%となっており、現時点ではまだ達成していない状況でございますので、今後さらなる障害者雇用の促進に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
 2.2%に対して1.91%ということで、頑張るということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。教員志望者の説明会における本市独自の内容について伺います。また、インターネットにおける受け付けについて、可能なのか、この点についてもお伺いいたします。
◆西 義行教育次長
 教員志望者説明会等についての御質問でございますが、教員志望者向けの説明会におきましては、新たな試みとして、昨年の12月にかわさき宙と緑の科学館を会場とした説明会を実施いたしました。求める教師像等の説明に加え、学校向けのプラネタリウムのプログラムを上映し、川崎市の恵まれた教育資源の活用として、学校現場と博物館の連携の事例を紹介したところでございます。説明会では、教員生活をサポートする多様な初任者研修プログラム、学校現場における管理職や先輩職員の支援など、人材育成に力を注いでいる点などを重点的にアピールしているところでございます。なお、受験希望者の利便性を高めるためのインターネットによる受験申し込みにつきましては、平成29年度実施試験からの導入に向けた準備を進めているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 来年度についてはインターネットでの募集も可能というようなことで、準備を進めるということでございますので、よろしくお願いをいたします。また、募集について、優秀な人材を確保するためということに、それぞれ何か所か答弁されているのですが、優秀な教員だけではなくて、優秀とあわせて意欲のある人、優秀で意欲のある人を募集していただくようにお願いをしたいと思います。