議会リポートに戻る
■拉致問題について
◎松原成文
  最初に拉致問題について市民文化局長、それから、川崎市立学校教員の募集について教育次長、学校保健統計調査の結果について、あわせて教育次長、ニケ頷用水に係る老朽化した橋につきましては建設縁故局長、最後でありますけれども、川崎市立学校の新聞廃止について教育次長にそれぞれお伺いをいたします。 まず、拉致問題でありますけれども、1977年、昭和52年11月15目、1人の少女が忽然と消えました。その朝、一緒に家族と食事をし、中学校へ出かけました。 これが家族との最後の別れとなってしまったわけであります。御案内のとおり、横田めぐみさん、当時13歳であります。2002年、平成14年、北朝鮮は初めて日本人の拉致を認め、5人が帰国をいたしました。そして2004年には、その家族も日本に帰国をしたということでございます。その後、進展が全くないのがこの拉致問題であります。福田市長は、施政方針の中で、国の行動を支援していくために、市民の皆様とともに拉致問題に対する理解を深め、関心を高める取り組みを進めていくというふうに述べられております。これまでも、本市においては、市民の集い、あるいはまた、写真展等々をたびたび開催していただいているところでありますが、懸垂幕もその一つであります。現在の本庁舎の解体工事に伴いまして、これまで掲出をされていました拉致に関する懸垂幕が掲示不可能となりました。現在の対応についてどのように対応されているのか、市民文化局長にお伺いいたします。
◆唐仁原晃 市民文化局長
 拉致問題に問する懸垂幕についての御質問でございますが、懸垂幕につきましては、平成16年度から随時本庁舎と平和館に掲出するとともに、区役所におきましては、平成26年度以降、順次掲出を開始しております。また、本庁舎建てかえに伴う懸垂幕の代替策といたしまして、新たにバナースタンドを作製し、昨年11月から第3庁舎ビーに設置しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
 ディスプレーをお願いいたします。これが、今お話がありましたように、第3庁舎で掲出されているということでありますけれども、同様のものを各区役所を初め市内行政施設に掲示することについての考え、及び、商工会議所の会員の皆様、あるいはまた、諸団体に加盟する個展や事務所に拉致問題のポスター掲示の協力を求めるということも大切だと思うんですが、考えをお伺いいたします。
◆唐仁原晃 市民文化局長
 拉致問題の啓発についての御質問でございますが、初めに、第3庁舎ロビーに設置しておりますバナースタンドにつきましては、懸垂幕が掲出できない庁舎における対応策として導入しておりますことから、川崎区役所及び大師・田島両支所における設置を検討しているところでございます。次に、国が作成したポスターにつきましては、庁舎内及び各区で開催している写真展会場などで掲出するとともに、平成27年度には、JR東目本を初めとする鉄道事業者5社、川崎商工会議所、川崎市商店街連合会ヘポスターの掲出についての協力を依頼するなど、拉致問題の啓発を行ってきたとことでございます。今後につきましては、引き続き、政府拉致問題対策本部と連携しながら、市内の団体事業者等に対し、ポスターの掲出について働きかけてまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
 ありがとうございました。いろいろ依頼をされているという事でありますが、なかなか実現していないというのも現状であるうかと思います。特定失踪者問題調査会が、届け海を越えて、北朝鮮向けのラジオ放送「しおかぜ」を放送しております。これまでも黒岩神奈川県知事、上田埼玉県知事、松井大阪府知事、米山新潟県知事、吉村大阪市長が出演をされておりますが、本市もこうした救出のメッセージを送るべきと思いますが、考えをお伺いいたします。
◆唐仁原晃 市民文化局長
 北朝鮮向けラジオ放送についての御質問でございますが、北朝鮮で救出を待ち続けている拉致被害者に向けまして、政府拉致問題対策本部では、日本語による「ふるさとの風」及び韓国語による「日本の風」という北朝鮮向けのラジオ放送を行っておりまして、政府の取り組みや、日本や北朝鮮をめぐる状況、拉致被害者の御家族、御友人からのメッセージに加え、懐かしい目本の歌を取り上げる番組内容となっております。また、民間団体の特定失踪者問題調査会におきまして、同じく北朝鮮向けに「しおかぜ」が放送されております。本市におきましては、昨年10月に開催いたしました拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどいを「ふるさとの風」向けに収録していただき、横田早紀江さんのメッセージが放送されたところでございます。「市長メッセージにつきましては、横田御夫妻のお気持ちに寄り添った対応を第一に考えながら取り組みを進めてまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
御家族に奇り添った、第一に考えてということで、取り組みを進めるということてございますので、どうぞよろしくお願いをいたします。