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■街路樹の樹木選定について
◎松原成文
  次でありますけれども、街路樹の樹木選定ということであります。毒性の強弱というのがありますけれども、公園や街路樹に整備される樹木については、特に有害と言われるものは別として、四季を通じて花や緑が楽しめるようになっております。質問しますけれども、自然界には毒性のある植物、樹木がたくさんありますけれども、これらを全て撤去、伐採してくださいというような内容ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。建設緑政局長にお伺いいたします。本市における街路樹の種類及び選定基準等々についてお伺いいたします。
◆建設緑政局長(藤倉茂起)
 街路樹についての御質問でございますが、街路樹の種類につきましては、市内において現在95種類の街路樹を設置しておりまして、最も多く植栽されているのはユリノキ、次に多い樹種はイチョウとなっております。そのほか、花を楽しむことができるコブシやハナミズキ、桜なども植栽しているところでございます。樹種の選定につきましては、地域の風格を醸し出し、季節の変化が感じられるよう、地域の皆様の御意見を伺いながら樹種を選定してきたところでございます。以上でございます。
◎松原成文
   ありがとうございます。安心・安全のまちづくりの観点から、選定については、どのような配慮、考慮がされているのか、お伺いいたします。
◆建設緑政局長(藤倉茂起))
  街路樹の選定基準についての御質問でございますが、国土交通省道路緑化技術基準によると、街路樹の設置計画の策定においては、安全かつ円滑な交通の確保に努めなければならないとされております。このため、本市におきましては、樹木が成長した際に道路の交通や他の道路附属物に支障を及ぼさないよう、成長の早さや樹形など樹木特性を考慮するとともに、道路幅員などの生育環境に適した樹木を選定しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
  ディスプレーをお願いします。これは京浜急行と商工会議所の前にある道路であります。このように植樹をされております。これは9月ごろに撮ったので、まだまだ樹木が緑で、これがエゴノキといいまして、実は昔、毒流しということで、アユやなんかの漁に使われたということで、ちょっとぼけておりますが、これが実なんですが、こういう実がたくさんつくわけです。これについてなのでありますけれども、本市の街路樹の中で有毒と分類される樹木はあるのか、その樹木名と植樹するに至った理由を伺います。例えばこのようなエゴノキについてでありますけれども、御回答をお願いいたします。
◆建設緑政局長(藤倉茂起)
 樹木の毒性についての御質問でございますが、街路樹として本市で植栽している樹種は多くの都市で植栽実績があるものでございまして、その安全性については問題がないものと考えております。樹木は完全に無毒なものばかりではなく、エゴノキはその実に毒性を有しておりますが、その度合いは軽度のものでございまして、本市を含め他都市においても被害は報告されておりません。エゴノキの選定につきましては、日本の山野に自生する樹木であるため、古くから親しみがあり、気候的にも適していること、また、白く美しい花をつけるため、季節感や景観に彩りを添えるなどの効果を期待し、選定しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
  毒性が弱くて、他都市でも植えているし、今までそういった問題がなかったということで植えているということでありますけれども、安全・安心のまちづくりという中で、人通りの多いあそこの場所にこのような樹木を植えるということは、ほかの木でもよかったのではないか、もっと安全性が確立されている樹木のほうが私はよかったのではないのかなと思います。それで、今後の樹木の更新、植えかえについての考えをお伺いいたします。一番最後であります。
◆建設緑政局長(藤倉茂起)
 街路樹の更新などについての御質問でございますが、本市では、市内約4万本の街路樹のうち、比較的倒木などの可能性が高いと考えられるユリノキ、ケヤキ、桜類約1万本を対象として街路樹診断を行っているところでございまして、今年度で調査が完了いたします。今後、この結果を検証し、植えかえなどの対応が必要な街路樹について明らかにしてまいりたいと考えております。また、植えかえに際しましては、都市環境への配慮や地域要望、生育環境、管理のしやすさなどを考慮した樹種の選定などについて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎松原成文
  ありがとうございます。安全・安心を確認した上で、いい植樹をしていただければと思います。