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■住みたいまちランキングについて
◎松原成文
  住みたいまちランキングで毎年順位を上げている武蔵小杉は、今回、第4位ということになりました。次回はトップスリーに入る勢いで注目度が大変高まっているわけでありますけれども、それに伴いまして、問題や課題が生じていると思うのでありますけれども、所感を含めて中原区長にお伺いをいたします。
◆中原区長(鈴木賢二)
 住みたいまちで上位となった所感等についての御質問でございますが、中原区におきましては、武蔵小杉が住みたいまちランキングで第4位になるとともに、区内の他地域でも人口の流入が続き、人口が25万人を突破するなど、住みたいまちとして人気が高まっております。こうした要因としては、武蔵小杉駅を中心に都市型住宅や医療施設、商業施設などが多く立地し、都市機能が集約され、利便性が高いこと、等々力緑地、多摩川沿いの緑など自然豊かな環境の評価が高いことなどにより、まちの価値が高まっていることがあると考えております。一方、武蔵小杉駅周辺の再開発により、ここ10年で約15%もの人口がふえ、これに伴う待機児童や武蔵小杉駅の混雑など、さまざまな課題が顕在化していると認識しているところでございます。以上でございます。
◎松原成文
   ありがとうございます。以前に、就職活動がうまくいかない大学生が腹いせに生卵を投げ落としたとして、軽犯罪法違反容疑で書類送検をされたという事件もありました。それ以降でも高層マンションから、目覚まし時計、ペットのケージの金網、ミカン、ペットボトル、お皿などの落下物が確認されておりますけれども、こういったことに対して犯人を特定する手だてはあるのかどうかお伺いいたします。
◆中原区長(鈴木賢二)
 武蔵小杉駅周辺の高層マンションからの落下物についての御質問でございますが、武蔵小杉駅前にございます高層マンション周辺では、平成27年9月にペットボトルや皿が落ちてきたほか、ことし2月には目覚まし時計が、3月には金網が落ちてくるなど、複数の品物が投げ落とされた可能性があると報道されております。幸いにも通行人には当たっておらず、けが人はいないとのことでございます。こうした事件が同一人物によるものかどうかはわかっておりませんが、警察では、何者かが故意に投げ落とした可能性が高いと見て捜査を進めていると伺っております。中原区といたしましても、市民の安全・安心を守るため、可能な限り協力するとともに、今後の捜査の行方を注視し、早急に事件が解決されることを願っております。以上でございます。
◎松原成文
  今お話があったように、人身事故でなくてよかったなということでありますけれども、また、本年2月でありますけれども、等々力緑地内で猫の死体が相次いで見つかりましたが、この死因及び調査状況を含め、動物愛護の観点から全容解明に向けた取り組み策について健康福祉局長にお伺いいたします。
◆健康福祉局長(成田哲夫)
 等々力緑地の猫についての御質問でございますが、本年2月の等々力緑地内での猫の不審死に関しましては、神奈川県中原警察署が捜査中であり、中原区役所道路公園センター及び衛生課では、現地周辺の見回りを強化し、必要に応じて警察へ情報提供するなど、再発の防止に努めているところでございます。本市におきましては、動物の愛護及び管理に関する法律に基づき、さまざまな機会を捉えて生命の尊重や虐待等の防止の普及に努めているところでございます。また、動物愛護の観点から、みだりに猫が繁殖することを防止し、野良猫をふやさないための対策として、不妊去勢手術の一部助成を実施するとともに、猫の飼い主の方々に対して屋内で飼うことや首輪などで所有を明示することの必要性について、チラシやホームページ等により周知を図っているところでございます。今後につきましても、ボランティアや動物愛護団体、公益社団法人川崎市獣医師会等の御協力をいただきながら、より一層の取り組みを進めてまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
  ありがとうございました。各局のそういった取り組みは大事なんですが、中原区としてこういった諸課題の改善に向けて今後どのように取り組んでいくのか、現状も含めてお伺いいたします。
◆中原区長(鈴木賢二)
 課題解決に向けた中原区の取り組みについての御質問でございますが、中原区といたしましては、人口の流入増に伴う区役所の窓口混雑緩和策の実施や、待機児童対策として保護者と施設との丁寧なマッチングなど、課題への対応に取り組んでまいりました。あわせて、地域による防犯活動の支援や広報、啓発を行うなど、区民の方々が安全・安心を実感できる環境づくりとともに、地域包括ケアシステム推進ビジョンに基づき、区民が住みなれた地域や本人の望む場で安心して暮らし続けることができる仕組みづくりを進めているところでございます。今後とも区内の関係行政機関とともに、庁内関係局と連携しながら取り組みを進めてまいりたいと存じます。以上でございます。
◎松原成文
  それぞれありがとうございました。中原区のまちづくり、特に小杉の辺は、当初文教と医療のまちづくりということでスタートしたわけでありますから、その面も忘れずに文教・医療のまち、中原、小杉ということでお願いしたいと思います。ありがとうございました。