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■動物愛護管理事業費について
◆松原成文
 動物愛護の観点から、殺処分の数が年々減少しているのは全国的な傾向となっております。本市におきましても、平成25年度の犬の殺処分ゼロを達成いたしました。平成26年度のこれまでの殺処分の状況についてお伺いいたします。また、あわせて、本年度平成26年度も犬の殺処分はゼロとなる見込みはあるのか、健康福祉局長にお伺いいたします。
◎伊藤弘 健康福祉局長
  犬の殺処分についての御質問でございますが、平成27年2月末現在で動物愛護センターに保護、収容された犬は127頭でございましたが、飼い主への返還や新しい飼い主への譲渡を積極的に行ったこと、また、動物愛護団体等のさまざまな御協力によりまして、殺処分は行っておらず、こうした取り組みを引き続き推進することにより、今年度におきましても殺処分数はゼロになるものと考えております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。あと3週間ほどありますけれども、殺処分ゼロを達成できますようにお願いしたいと思います。  続いて、環境局長にお伺いをいたします。動物の死体処理についてでございますけれども、交通事故等々で路上での死体があろうかと思いますけれども、平成24年度及び平成25年度、路上等における動物の死体処理件数は何体なのか。また、有料で扱った動物死体処理件数は何体あったのか。あわせて、それにかかる処理費用及び1体当たりの処理費用はどのくらいかかっているのかお伺いいたします。
◎小林哲喜 環境局長
  動物の死体処理についての御質問でございますが、動物の死体処理総数につきましては、平成24年度が4,956体、平成25年度が4,825体でございます。これらのうち、路上等から収集したものは、平成24年度が3,292体、平成25年度が3,247体でございまして、また、飼い主からの依頼等により有料で扱ったものは、平成24年度が1,664体、平成25年度が1,578体となっております。次に、処理費用についてでございますが、平成24年度、平成25年度とも約4,900万円でございまして、1体当たりの処理費用につきましては、平成24年度が約9,880円、平成25年度が約1万160円となっております。以上でございます。
◆松原成文
 平成24年度が3,292体ということは1日約10体、それから平成25年度が3,247体ということですから、1日9体が路上等で発見されるというような状況になっているのかと思います。それでは、最終的には遺骨、遺灰等々についてはどのように扱われるのかお伺いいたします。
◎小林哲喜 環境局長
  焼却後の取り扱いについての御質問でございますが、動物の死体処理につきましては、浮島処理センターの動物専用焼却炉で焼却を行っており、焼却した後の焼却灰につきましては、一般廃棄物の焼却灰と同様に、浮島の最終処分場において埋立処分を行っているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。愛玩動物として飼われているペットが亡くなったときに、ごみ廃棄物として焼却され、焼却した後は、焼却灰については一般廃棄物の焼却灰と同様に浮島の最終処分場に埋め立てて処分を行うということに抵抗がある飼い主もたくさんいるのではないかと思うのでありますけれども、別途埋葬するということについてのお考えをお伺いいたします。
◎小林哲喜 環境局長
  愛玩動物の焼却灰についての御質問でございますが、本市では、専用の焼却炉で焼却後、一般廃棄物の焼却灰と同様に埋立処分をしておりますので、動物の死体の処理についてのお問い合わせの際にはその旨を丁寧に説明し、飼い主の方が愛玩動物を焼却した後の遺骨等を望まれる場合につきましては、民間のペット葬儀社に御相談いただくよう御案内しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。本市についてはごみ焼却場に廃棄してしまうということでありますけれども、近隣他都市を見ると、別途埋葬しているようなところもありますし、川崎市は今度新しく動物愛護センターもできるわけでございますので、こういった最終処分について今までどおりでいいのか、あるいはもう少し見直しをしなければいけないのかということについてもよく検討をしながら、新しい動物愛護センターの建設にまた取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。