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■教育指導費の中学校高等学校対外競技派遣補助金等々について
◆松原成文
 お伺いをいたします。川崎市は結構運動が強いということで、全国大会、関東大会等々も出場しているということを聞いておりますけれども、教育長は中学校時代、高校時代は何かクラブをやっていらっしゃいましたか。
◎渡邊直美 教育長
 私は文化系のクラブで、物理研究部という名前ですが、ロケットをつくったりリニアモーターカーを走らせたり、そのような活動をしておりました。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。まず、部活動の意義についてお伺いいたします。
◎杉本眞智子 健康教育課担当課長
 部活動の意義についての御質問でございますが、生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動は、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲や技能の向上、責任感、連帯感を育てるほか、部活動を通して互いに協力し合って友情を深めるなど、好ましい人間関係の形成や豊かな人間性の育成を図る上で大変意義深いものと考えております。以上でございます。
◆松原成文
それと、部活に加入している生徒の状況はどんな状況なのか、数字でお示しいただけますか。
◎杉本眞智子 健康教育課担当課長
 部活動の加入状況についての御質問でございますが、平成26年度の中学校運動部については、男子80.6%、女子57.7%、合計69.6%で、神奈川県下の市町村では一番高い入部率となっております。文化部については、男子8.2%、女子33.3%、合計20.8%で、運動部と合わせますと90%を超える子どもたちが部活動に入部しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 わかりました。90%を超える、ほとんどの方が入っていらっしゃるということでありますけれども、その中で全国大会ですとか関東大会に出場した状況等々について、前年度はどんな状況でありましたでしょうか。
◎杉本眞智子 健康教育課担当課長
 関東大会、全国大会への出場状況についての御質問でございますが、平成25年度の関東大会への出場者の内訳は、中学校283名、高等学校123名、特別支援学校11名、合計417名でございます。また、全国大会へは、中学校93名、高等学校104名、合計197名が出場しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。大変いい成績をおさめているような状況であろうかと思いますけれども、これまでの部活動の拡充等々について、運営面でありますとか経済面ではどのような支援が行われてきたのかお伺いいたします。
◎杉本眞智子 健康教育課担当課長
 部活動拡充への支援についての御質問でございますが、初めに、運営面でございますが、部活動の指導につきましては学校の教員が顧問として行っておりますが、多くの指導者によるきめ細かい指導や、より専門的な指導を実施するため、有償部活動外部指導者派遣事業等により多くの学校に外部指導者を派遣しております。今年度につきましては、93名の外部指導者が42校の中学校で活動しているところでございます。ほかに、種目によっては高等学校との合同講習会を実施しております。高校生と一緒に活動することにより、技能的な向上はもとより、ルールやマナーなど公正さと規律をとうとぶ態度を培うなど、豊かな人間性の育成にも寄与しているものと考えております。経済面につきましては、部活動が一人一人の生徒に応じて効率的かつきめ細かく運営できるよう、各学校に部活動推進用具整備費を配当しているところでございます。ほかに、各種大会の運営費を初め、関東大会や全国大会への出場者に対しましては、宿泊費及び交通費の一部を派遣補助金として支出しております。また、全国大会に限りましては、宿泊費や交通費の補助金のほかに、激励金として団体種目には1部活動に5万円、個人種目には1人5,000円をお渡ししております。以上でございます。
◆松原成文
 遠征費等々については、それぞれその一部ということで補助されているということでありますけれども、例えば今そういったことで父母の方にいろいろな負担がかかるということも心配なのでありますけれども、部活動について課題は何があるのか、特に遠征費についての課題はどういうふうに考えていらっしゃるのかお伺いをいたします。
◎杉本眞智子 健康教育課担当課長
 遠征費についての御質問でございますが、本市の子どもたちが関東大会や全国大会で活躍することは大変喜ばしいことでございます。出場される生徒の家庭の負担を軽減するためにも、遠征に係る補助金は必要なことと考えております。遠隔地で開催される大会につきましては、宿泊費や交通費等がかさむとともに、出場者数も確定しない状況での予算の確保が課題となりますが、子どもたちの活躍を応援する意味でも、今後とも予算の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ぜひとも次年度に向けて予算の確保は十分にとっていただきたいと思うのでありますけれども、遠征費について、一部ということは、先ほども話をしましたけれども、父兄に関する負担が非常に多いということで、例えば宿泊費、交通費の実費相当分を全額支給する考えはないのかお伺いします。
◎伊吾田幸一 健康教育課長
 ただいま宿泊費や交通費の全額支給というお話なのですが、今年度――平成26年度は交通費や宿泊費を55%という形で補助して、残りを各家庭で負担していただいているところでございます。増額につきましては大変厳しい状況でございますので、現状程度の予算の確保に努めてまいりたいと考えております。
◆松原成文
 わかりました。川崎市の場合はそういった対応でありますけれども、例えばお隣の横浜市などを見ますと、これも何年かたってそうなったのだというのは結構時間がかかったのでありますけれども、今年度から多分実費相当が支給されている。全国大会、あるいはまた関東大会等々については実費相当が交通費、宿泊費ともに支給されているような状況であることも聞いておりますので、他都市にできるわけであります。横浜市がやっているわけでありますから、できましたら全国大会、関東大会等々につきましては、実費相当が支給できるように特段の御配慮をいただければと思いますので、要望としてお願いいたします。以上です。