議会リポートに戻る
■藤子・F・不二雄ミュージアムの入場料について
◆松原成文
 藤子・F・不二雄ミュージアムの入場料及びナンバープレートについてお伺いいたします。平成23年9月3日開館し、既に2年が経過いたしました。これまでの入館者数並びに入館料の収入についてお伺いいたします。 ○議長(浅野文直) 市民・こども局長。 ◎市民・こども局長(加藤順一) 藤子・F・不二雄ミュージアムの入館者数などについての御質問でございますが、平成23年9月3日の開館からの入館者数につきましては、平成23年度が約7カ月で30万7,560人、平成24年度が48万1,619人、平成25年度は11月末時点で32万6,872人で、累計は111万6,051人となっております。また、入館料収入につきましては、平成23年度が約7カ月で2億6,892万7,500円、平成24年度が4億1,148万5,500円となっております。以上でございます。
◎こども局長(加藤順一)
  藤子・F・不二雄ミュージアムの入館者数などについての御質問でございますが、平成23年9月3日の開館からの入館者数につきましては、平成23年度が約7カ月で30万7,560人、平成24年度が48万1,619人、平成25年度は11月末時点で32万6,872人で、累計は111万6,051人となっております。また、入館料収入につきましては、平成23年度が約7カ月で2億6,892万7,500円、平成24年度が4億1,148万5,500円となっております。以上でございます。
◆松原成文
 数字的には大分上がっているように思いますけれども、入館者数の毎年度の目標数についてお伺いいたします。また、これまで目標は達成されているのか伺います。見込みについても伺います。同様に、入館料の収入についてもお伺いをいたします。
◎こども局長(加藤順一)
  藤子ミュージアムの入館者の目標等についての御質問でございますが、藤子ミュージアムの入館者につきましては、平成23年9月のオープンから1年間で約53万7,000人となり、当初の目標でありました50万人を超えたところでございます。また、平成24年度は48万人を超え、今年度につきましても同程度の入館者を見込んでおりまして、おおむね目標を達成しているものと考えております。入館料収入につきましては、平成23年度の予算額が2億6,707万4,000円で、実績としてはこれを上回っております。また、平成24年度は予算額が4億7,188万8,000円で、実績としては約90%となっており、おおむね良好な収入の確保が図られているものと考えております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。目標は高く設定しているのかなと思いますけれども、当初は50万人を超えたということでありますけれども、平成24年度は50万人に対して48万人でおおむね目標は達成している。それから、入館料につきましても、平成24年度が予算額が4億7,188万8,000円で、実績としては90%と、これもおおむね達成されているということでありますけれども、実際は目標を達成していないということでありますから、これから右肩上がりで上がっていけばいいのですけれども、横ばいかちょっと下がってくると、入館料あるいは入場者数は非常に心配であるわけでございますので、その辺も考慮をいただきたいなと思います。  入館者の中には市内の小学生が学校単位で来館されているようでありますけれども、その状況について伺います。また、他の団体入館の状況もそれぞれお伺いをいたします。
◎こども局長(加藤順一)
   藤子ミュージアムの団体利用についての御質問でございますが、ミュージアムにおける団体利用につきましては、これまでに市内小学校から4校、合計514人に利用していただいております。また、その他の団体利用につきましては、子ども会など38団体、合計2,131人となっております。以上でございます。
◆松原成文
 先生方も非常に大変なんですよね。事前に視察に行ったりしていますし、誰がお金を出すのか、PTAなのか学校なのか自己負担なのかということで、各学校ではそれぞれどこから出すかということもいろいろ苦慮されているようであります。障害者手帳をお持ちの方は入館料が無料であります。その根拠についてお伺いいたします。
◎こども局長(加藤順一)
    藤子ミュージアムにおける障害者等の減免についての御質問でございますが、ミュージアムの入館料につきましては、条例及び施行規則に基づき、身体障害者手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などをお持ちの方とその介護者の入館料を免除しております。以上でございます。
◆松原成文
  障害者については、介護する方が入館料を免除ということでありますけれども、小学校とかの先生方も今後、入館料をどうするかということについても、10人、20人ついてくるわけじゃありませんので、その辺も考慮いただきたいなと思います。

次に、ミュージアムは作品に込められたメッセージを子どもを初めとする全ての世代に伝えることにより、市民の文化芸術活動の振興及び本市の魅力の増進に寄与することを目的としております。多くの人々にミュージアムの魅力を伝えるために団体割引を導入すべきと思いますけれども、見解をお伺いいたします。
◎こども局長(加藤順一)
    藤子ミュージアムへの団体割引の導入についての御質問でございますが、藤子ミュージアムでは開館当初、より多くの方々にミュージアムを訪れていただけるよう、個人の方を基本として予約受け付けをしており、土日祝日を中心に多くの方々に御来館いただいているところでございます。こうした中、多くの子どもたちにミュージアムの魅力を知ってもらうとともに、将来にわたり安定したミュージアム運営を行っていくためにも、今年度から市内小学校の団体受け入れを開始しており、1年前からの予約や利用日以降に精算ができるようにするなど、小学校の利便性を考慮した対応を行っております。今後とも、ミュージアムが持続的に運営を行っていくには、市内小学校などの団体利用をふやしていくことも必要であると考えておりますので、団体予約の状況や来館者の動向を踏まえながら、ミュージアムの円滑な運営が図られるよう指定管理者と協議してまいりたいと考えております。以上でございます。
◆松原成文
  これはよく御協議をいただきたいなと思います。集客の向上を図るという点では団体客の入館が非常に重要であると考えますが、伺います。また、団体客の来館となるとバス利用等が考えられます。外国からの団体客を踏まえ、駐車場については小田急電鉄との調整はどのように進展しているのかお伺いいたします。
◎こども局長(加藤順一)
    団体利用についての御質問でございますが、藤子ミュージアムでは市内小学校を初めとする団体の受け入れを開始したところでございますが、今後とも安定したミュージアム運営を行っていくには団体利用をふやしていくことも必要であると考えております。また、ミュージアムにおきましても、今後、団体利用を促進していくには、団体バスの乗降場所や駐車場を確保することが団体バス利用者の利便性の向上につながるものと認識しておりますので、引き続き近隣事業者との調整等を行っていくよう指定管理者と協議してまいりたいと考えております。以上でございます。
◆松原成文
  バスの駐車場については、平成22年9月30日の総務委員会のときにも多くの委員の皆様から質問が出たわけでありまして、平成22年からですからもう3年以上たっているわけでございますので、まだ結論が出ないということでございますけれども、今、局長がお話しされたように、団体客をとるということは入館料等々の向上につながるわけでありますから、早急にその辺を詰めていただきたいなと思います。  それから、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム条例の第9条でありますけれども、指定管理者は、あらかじめ市長が定める基準に従い、入館料を減額し、または免除することができるとあるのでありますけれども、これは団体入館に対しては団体割引も可能であると理解しても差し支えないのかお伺いをいたします。
◎こども局長(加藤順一)
    団体割引についての御質問でございますが、藤子ミュージアムは指定管理者制度による利用料金制を導入しておりまして、入館料につきましては、条例第8条第3項におきまして、指定管理者が条例の上限額の範囲内で市長の承認を得て定めることとなっております。団体で入館される方の割引料金につきましては、この条例の規定に基づき、指定管理者が自主的な経営判断として、ミュージアムの安定的な運営等を考慮して新たに団体の料金設定を行い、市長の承認を得て定めることとなります。以上でございます。
◆松原成文
  市長の承認ということでありますけれども、そういう状況になりましたら、市長、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。  ミュージアムの開館に伴い、地域の商店街に経済波及効果が期待をされておりました。地域経済の活性化は図られているのか伺います。また、どのような経済効果があらわれているのか伺います。
◎こども局長(加藤順一)
    藤子ミュージアムの開館に伴う経済波及効果についての御質問でございますが、ミュージアムは開館以来110万人を超える方々に御来館いただいておりまして、これまでにテレビや新聞、雑誌などさまざまな場面において、ミュージアムを初め生田緑地や周辺地域が紹介されており、本市や周辺地域の認知度が向上していると考えられますことから、本市の魅力発信や周辺地域への来訪者の増加による地域の活性化につながっているものと考えております。また、ミュージアムの周辺地域では、これまでにミュージアムの半券を持参することで付加サービスを提供する店舗や、商店街連合会によるミュージアムロゴを記載したプレミアム商品券の発行など、ミュージアムの開館を契機とした地域での取り組みが行われてきたところでございます。本市といたしましても、バナーフラッグの商店街への掲出や、最寄り駅からのアクセス路へのモニュメントの設置、ミュージアム周辺の店舗等を記載した周遊マップの配布など、周辺地域の活性化に向けた取り組みを行っているところでございます。今後ともミュージアムの魅力を市内外に広く発信していくとともに、指定管理者や関係局区と連携を図りながら、本市の魅力発信や周辺地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆松原成文
  今、市民・こども局長の答弁だと、非常に活性化が図られているということでありますけれども、経済労働局長、今後、よくこの辺を調査していただきたいなと思います。