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■土曜日授業と学期制について
◆松原成文
 土曜日授業と学期制につきまして教育長にお伺いいたします。ちょっと資料が古いのでありますけれども、これは平成21年度の秋の状況調査でありますけれども、全国では小学校の21.8%、中学校では23%、県下では小学校の71.7%、中学校では73.1%が2学期制を実施しております。これは平成21年度の秋の調査結果でありますが、現在の国及び県の2学期制の実施状況についてお伺いをいたします。
◎教育長(渡邊直美)
  2学期制の実施状況についての御質問でございますが、平成23年度の文部科学省の調査におきましては、全国では小学校、中学校ともに21.9%の学校が2学期制を採用しているとの調査結果が出されております。また、神奈川県内の学校におきましては、小学校が69.4%、中学校では61.1%の学校で2学期制を採用している結果が出されております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。平成23年度の結果ということでありますけれども、2学期制の調査結果は、全国では、少しではありますけれども、0.1ポイントふえています。中学校で1.1ポイント減少しているわけであります。県下を見ますと、小学校では2.3ポイント減少しておりますし、中学校では12ポイント減少しているわけであります。本県での2学期制実施小中学校が減少していること、この見解についてお伺いをいたします。また、減少の要因については教育委員会としてはどのような調査を実施されたのか伺います。また、その結果もあわせてお伺いをいたします。
◎教育長(渡邊直美)
  2学期制の実施状況についての御質問でございますが、本県の2学期制実施の小中学校の減少につきましては、横浜市の小中学校の一部と秦野市の全小中学校が2学期制から3学期制を採用したためと認識しております。2学期制、3学期制につきましては、それぞれによさや課題がございまして、各自治体において地域や児童生徒の実態に合わせて採用されていると認識しております。本市におきましては、川崎市学校運営研究会議等で御意見をいただきながら、2学期制の特徴を生かした教育活動を展開してまいりたいと存じます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。  次に、土曜授業についてお伺いいたしますけれども、平成25年4月実施の全国学力テストと同時に実施された保護者の調査によりますと、土曜日に学校で授業を受けることについて、小学校の保護者の36.7%、中学校の保護者の36.1%、これは約3人に1人でございますけれども、土曜日の授業を望んでいるという結果が出ております。また、ベネッセと朝日新聞の共同調査では、これは非常に高いのでありますけれども、80%以上の保護者が土曜授業を望んでいるという結果が出ております。これについての教育長の見解をいただきます。また、2学期制、土曜授業に関して全市的な調査等を実施すべきと考えますけれども、お伺いをいたします。
◎教育長(渡邊直美)
   土曜授業についての御意見についての御質問でございますが、土曜授業の実施や土曜日の活用のあり方につきましては、保護者の方々のさまざまなお考えがあることは認識しております。今後とも子どもたちの土曜日の豊かな教育環境の実現に向けまして、アンケート調査の実施等も含めて、川崎市学校運営研究会議の中で委員の皆様方から広く御意見を伺ってまいりたいと存じます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。アンケート調査を含めて、今後調査をいただけるということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  文部科学省でありますけれども、本年11月29日、公立の小中学校で教育委員会が必要性を認める場合、土曜授業を行いやすくなるよう省令を改正し、国公立で土曜授業の実施を目指すようであります。想定されている授業の内容はどのようなものなのか、知り得る範囲でお伺いをいたします。
◎教育長(渡邊直美)
    土曜授業についての御質問でございますが、文部科学省では子どもたちに土曜日における充実した学習機会を提供する方策の一つとして土曜授業を捉え、教育委員会の判断により土曜授業を行うことが可能となるように学校教育法施行規則の一部を改正いたしました。それとともに、土曜授業推進事業によりまして、学校における質の高い土曜授業を推進するため、モデル地域を指定してカリキュラム開発、外部人材活用を支援し、その成果を全国に普及することを計画しております。また、幅広く土曜日を活用する教育課程外の教育活動といたしまして、官民の連携によって土曜日教育ボランティア運動を推進することを示しております。これは、多様な企業、団体等の協力による土曜日学習会などの出前授業等を推進、普及啓発する活動でございます。さらに、地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制等構築事業におきましては、多様な地域人材、企業人を活用することで土曜日の教育支援体制を構築することを計画しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。文科省も土曜授業の推進を今後していくということであります。これについては、市長が言われているように有償ボランティアですとか寺子屋等々についても非常に土曜授業に活用できると思っておりますので、その辺も教育委員会とよく御協議をいただければと思いますので、お願いいたします。