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■東扇島東公園かわさきの浜の潮干狩りについて
◆松原成文
 9款の港湾費でありますけれども、港湾局長にお伺いいたします。東扇島東公園かわさきの浜の潮干狩りについてでございます。東扇島東公園かわさきの浜は、平成20年4月にオープンした後、アサリの自然発生が確認され、2年間の成長を待って平成22年4月から潮干狩りが解禁以来、大変な人気スポットとなりました。しかし、一昨年は猛暑の影響でアサリが激減、昨年もアサリは見つからず潮干狩りを楽しむことはできませんでした。昨年、一昨年とともに成長前の稚貝がとられてしまった可能性があったということも聞いておりますけれども、潮干狩りのルールはどのようになっているのかお伺いいたします。
◎大村研一 港湾局長
  かわさきの浜における潮干狩りのルールについての御質問でございますが、神奈川県が定める海面漁業調整規則により、幅15センチメートルを超える熊手等の貝とり用具の使用と、殻の長さが2センチメートル以下のアサリの採取が禁止されておりますが、それに加え、東公園独自の基準として、1人が1日に採取できるアサリの量を2キログラム以下に制限しているところでございます。より多くの市民の皆様に楽しんでいただけるよう、これらのルールにつきましては園内の掲示板やホームページに掲載しており、さらに園内放送や巡回の際にも利用者の方々にルール遵守をお願いしているところでございますが、より効果的なものとなるよう、巡回方法等について工夫をしてまいりたいと存じます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。かわさきの浜に自生するアサリは昨年、一昨年と不作ということでございまして、自然現象等々もあろうかと思いますけれども、そうしますと、今シーズンの成長状況はどのようなものであるのか伺います。あわせて、毒貝、放射能濃度についても伺います。また、今シーズンの潮干狩りを楽しむことができるのか、この可能性についてもお伺いいたします。
◎大村研一 港湾局長
  アサリの生育状況等についての御質問でございますが、昨年8月に行った貝毒検査のための採取の際に確認した限りでは、2センチメートルを超えるアサリは依然として少ない状況が続いております。3月中旬に貝毒検査及び放射性物質の検査のため再度アサリの採取を行い、月末にはその検査結果とあわせ生育状況等についても公表する予定でございますが、自然の生育に任せていることから、昨年度と同程度の状況と思われます。東公園につきましては、市内唯一の人工海浜として砂遊びや磯遊びに興じていただけるほか、川崎港に入出港する大型船や羽田空港に離着陸する航空機を間近に見ることができ、さらにバーベキュー場やドッグラン、スポーツ等ができる多目的広場もありますことから、多くの皆様にさまざまな面で楽しんでいただければと考えております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。ことしも昨年と同様の状況ということは、余り大量にとれるということは期待できないように感じられますけれども、昨年、一昨年も不漁であった、ことしについてもちょっと難しいかなということでありますけれども、3年連続不漁ということになりますと、ちょっと首をかしげるようなこともありますので、何とか改善できるように対応策を早急に考えていただくようによろしくお願いしたいと思います。