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■小杉再開発について
◆松原成文
 小杉再開発についてお伺いいたしますけれども、昨日も何名かの方が質問されておりましたけれども、少し重複することを避けまして御質問をさせていただきます。初めに、教育長にお伺いいたしますけれども、平成24年度中原区の普通学級の児童数は18校1万1,377名、これが平成30年度の推計では1万2,488名と約1,100名ふえるわけでありまして、特に小杉地区での小学校での増加が見込まれているわけであります。中学校では平成24年度が4,248名、これが平成30年度は4,735名、約500名増加。児童生徒数の増加が著しい小杉地区の学級数、教員の対応等々についてどのように取り組まれるのか、教育長にお伺いいたします。
◎教育長(渡邊直美)
  小杉地区における児童生徒増加への対応についての御質問でございますが、小杉地区につきましては、近年の大規模かつ複数の共同住宅の建設により人口流入が続いており、今後も児童生徒数の増加が見込まれておりますので、計画的な校舎の増築や分離新設などにより、良好な教育環境の確保に努めてまいります。なお、教員の配置につきましては、県の基準に基づいて定数措置されるものでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。中原区長にお伺いいたします。人口推計によると、中原区は2015年には24万1,900人、2035年には25万8,600人でピークとなるわけであります。世帯数の推計では2015年が11万6,600世帯、ピーク時の2045年が14万5,200世帯となりますけれども、中原区役所としても人口増、世帯増に対する区役所整備が必要になってくると思いますけれども、今後の取り組み等についてお伺いいたします。
◎中原区長(板橋洋一)
  人口増加に対する区役所整備についての御質問でございますが、中原区では、人口増加に伴い窓口の混雑緩和と快適な窓口サービスの提供が重要な課題となっております。このような中で、窓口サービス向上の取り組みとして、本年12月に区民課へ新たな番号発券システムを導入し、ホームページや携帯端末から窓口混雑状況や窓口受け付け状況等の情報を入手できるようにするとともに、近隣の商店街のホームページとリンクすることで各種情報を提供し、待ち時間の有効活用を図ったところでございます。また、区役所サービス向上指針に基づく目標を各課で設定し、創意工夫のもとサービスの向上に取り組んでいるところでございます。さらに、職員の人材育成におきましては、第3次中原区役所人材育成計画を策定し研修を充実することにより、職員の能力の向上に努めているところでございます。今後も、快適な窓口サービスの提供と地域の課題をみずから発見し解決する区民協働拠点としての区役所を目指すため、人口増加の推移を見守り、関係局と協議調整しながら必要な体制の整備に努めてまいります。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。小杉地区には教育機関、医療機関を初め行政機関が集中しておるわけでありますけれども、高層ビルが林立し、人口が増加する中、小杉地区の持つポテンシャルをいかにまちづくりに生かそうとしているのか、中原区長にお伺いいたします。
◎中原区長(板橋洋一)
  今後のまちづくりについての御質問でございますが、小杉駅周辺の利便性が向上する中、若い世代の人たちを中心に新たな住民の方々が多く住むようになってまいりましたが、中原区といたしましては、こうした新しい住民が地域とつながりを持てるよう、スポーツや文化資源等を活用した地域交流を進めているところでございます。また、武蔵小杉Walkerを初めとした情報誌の編集に区役所が協力するなど、発展しているまちの姿に注目している民間企業と連携し、にぎわいのあるまちの姿を広く発信する取り組みを行っているところでございます。今後も小杉駅周辺では、大型集合住宅や商業施設が建設されると伺っておりますので、中原区といたしましては、地域の新たな魅力づくりを進めながら、住民の方々がさらに地域に愛着を持つことができるまちづくりを推進してまいります。以上でございます。
◆松原成文
 超高層ビルが林立する中、防災対策等々について今後どのようにお考えなのかお伺いいたします。
◎中原区長(板橋洋一)
  小杉駅周辺の防災の取り組みについての御質問でございますが、武蔵小杉駅周辺には100メートルを超す高層マンションは現在5棟ございまして、これまで管理組合の役員会などの場をおかりして自主防災組織について説明し、管理組合ごとの自主防災組織の結成を促してまいりました。その結果、これまで4棟のマンションで自主防災組織が結成され、防災訓練や防災資器材の購入に対しまして補助金を交付しているところでございます。引き続き、自主防災組織が未結成のマンションや現在建設中の3棟の高層マンションの完成の後には、自主防災組織の結成に向けた取り組みを続けてまいりたいと考えております。また、自主防災組織が結成されたマンションにつきましては、訓練や訓練に向けた会議を通じて地元の町内会・自治会との連携を図り、小杉駅周辺の防災力の強化に向けた取り組みを進めてまいります。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。意見要望ですけれども、住宅街に近いマンション計画は住民、行政、事業者との間に大変あつれきが生じておる現状もあります。再開発は、市にも住民にも利点があるんだということを強く説明すべきであると私は思います。住民に最も近い区役所として、住民が長く住み続けたい、こういった魅力的な小杉のまちをつくっていただきますようお願いいたします。ありがとうございました。