議会リポートに戻る
■義務教育施設整備費について
◆松原成文
 13款8項1目義務教育施設整備費、空気調和設備保守点検、これは簡単に言いますと、エアコンの保守点検についてでありますけれども、いただいた資料によりますと、現在、小学校89校、特別支援学校が1校、90校がPFIでエアコンがついている。その金額が約7,300万円、これについてはフィルターの清掃を含むすべての保守点検整備をしていただいているというようなことでございます。また、中央集中方式ということで、これについては小学校が10校、中学校が9校、特別支援学校が2校ということで21校、これについても保守点検をすべてやっていただいているような内容の一覧表をいただいております。しかし、都市ガスを使っている学校が市内には中学校19校ございまして、これが約360万円。これについては点検はするけれども、教室内にあるエアコンの機械については、申しわけないんですけれども、先生方あるいは学校用務員の方に何とかお願いしますということでやられているような現状。また、プロパンガスの学校が中学校で9校あるわけでありますけれども、これも都市ガスに準じて、ある程度点検はしてもらえるんですが、教室内におけるエアコンについては先生方ですとか学校用務員の方が同じように点検をしていただきたいというようなことらしいのでありますけれども、同じ市内の小中学校、高校、特別支援学校の中で、こういったエアコンに対する点検の方法が違っているということについて質問をさせていただきたいと思います。小学校、中学校、高等学校ではどのような維持管理が行われているのか伺います。あわせて保守点検の内容及び実施状況について改めてお伺いをいたします。
◎渡邊直美 教育長
  空調設備の維持管理についての御質問でございますが、空調設備につきましては、現在、全学校の普通教室に設置されており、これらの維持管理につきましては、日常のメンテナンスを各学校にお願いしているところでございます。このうちPFI事業で設置した空調設備につきましては、年間2回の定期点検を行い、あわせて室内機のフィルター清掃を実施しております。中央集中方式の空調設備につきましては、冷温水発生機やクーリングタワーなどについて専門業者の点検が必要となることから、年2回の定期点検を行い、あわせて室内機のフィルター清掃を実施しております。平成20年度及び平成21年度に設置した中学校のうち、ガスを熱源とする空調設備につきましては1万5,000時間または5年ごとに定期的な点検を行っております。また、学校からの要請や緊急時の対応を随時行い、点検、修繕、部品交換などを実施しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 わかりました。ありがとうございます。そうしましたら、改めてお伺いいたしますが、保守点検の有効性についてはどのようにお考えになっているのか伺います。また、教員、学校用務員が空調設備の保守点検をすることについての御見解をお伺いいたします。
◎渡邊直美 教育長
  保守点検の有効性についての御質問でございますが、空調設備の定期的な点検や清掃は、機器を長く使うため、また、冷房能力や加温能力の低下を防ぐため必要なことと考えております。このため、各学校には川崎市立小・中学校空調設備運用指針を配付し、日常のメンテナンスを学校にお願いしているところでございます。この日常のメンテナンスは、学校管理者である学校長の判断で実施しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。そうしますと、市内には小・中・高・特別ということで172校がございますが、このうち、実は先生ですとか学校用務員がそういった保守点検を主にしているというのが58校、3分の1、33%。これが、ほかの3分の2に比べると仕事量が多いですとか、本当に専門的なことができるのかということが心配でありますので、その辺もまた御検討いただかなければいけないのかなと思います。そこで、この保守点検に関しまして、これまで何か要望が出されているようなことがあるのか伺います。また、これに対する教育委員会の考えを伺います。
◎渡邊直美 教育長
  保守点検の要望についての御質問でございますが、これまで学校現場からは空調機器の室内機が教室内の高所に設置されていることから、専門業者による清掃についての要望が出てきております。現在、専門業者による点検、清掃が行われていない学校につきましては、学校の状況、財政事情等を勘案しながら検討してまいりたいと存じます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。まさにそういった学校の状況、財政状況を勘案しながら検討していって、一日も早くこれは改善していかなければいけないんですが、それについてもやはりそれなりの費用、予算がかかるわけであります。これまで予算組みがされてこなかったんですが、来年度の教育委員会の予算編成につきまして、こういったことを含めて、教育長として教育委員会の予算編成についてどのような考え方があるのかお伺いをいたします。
◎渡邊直美 教育長
  教育予算についての御質問でございますが、学校や社会を取り巻くさまざまな課題や環境変化にも的確に対応するため、環境局と協議の上、教育予算の充実確保に向け最大限努力してまいりたいと考えております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。本当に教育予算の確保は、私は非常に重要だと思います。横ばいであるか、以前に比べて大分少なくなっていると私は感じておりますので、この教育予算の確保ということで、改めてまた御尽力を賜りたいと思います。以上で質問を終わります。