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■教育委員会費について
◆松原成文
 教育委員会は選 挙で選ばれた首長が選挙で選ばれた議会の同意を得て選ばれており、民意が反映されております。教育長は常勤であり、他の委員は非常勤であります。教育委員会の機能が形骸化されているのではないかという見方もあるやに聞いておりますけれども、教育委員会の組織体制と現状について伺います。
◎金井則夫教育長
  教育委員会の組織についての御質問でございますが、本市の教育委員会は市長が議会の同意を得て任命された6人の委員をもって構成しており、教育事務の執行に関し、教育委員の合議により大所高所から基本的な方針を決定していただいております。常勤の一般職の教育長は教育委員会のすべての会議に出席し、その方針の決定に当たり助言を行います。また、教育委員会の指揮監督のもと、具体的な事務の執行に当たり事務局の事務を統括し、所属職員の指揮監督をしております。なお、教育委員会の権限に属するものすべてを会議にかけることは事務能率の低下を来すことから、教育委員会として議論すべき事項を定め、そのほかの事項については規則に基づき教育長に事務の委任がなされております。こうした教育委員会の組織体制となっておりますので、さまざまな分野についての知識や経験を有する委員とそれぞれの識見に基づいて協議や意見交換などを行い、きめ細やかな教育行政が円滑に展開できるよう、日ごろから努めているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 教育委員の任期は4年であります。ここ10年を見ますと、河野教育長が3年、北條教育長が2年、木場田教育長が3年、4年の任期を待たずに辞職をされているようでございますが、見解を伺います。また、辞職後に再就職はされているのでしょうか。教育長の率直な感想を伺います。
◎金井則夫教育長
  教育委員の任期についての御質問でございますが、これまで任期の途中で辞職された教育長の辞職理由につきましては、いずれの方も一身上の都合によるものと伺っております。再就職につきましては、それぞれの方の能力や実績などが評価されて本市出資法人に再就職されているものと認識しております。以上でございます。
◆松原成文
 3名の教育長が一身上の都合でやめられた、再就職についても、能力や実績を評価されてということでありますが、私はそれについて教育長の見解と感想を聞いたわけでありますが、残念ながら明確な答弁をいただいておりません。平成22年度の教育委員会会議の出席状況を見ますと、出席すべき21回に対しまして、1人の委員は14回出席、7回欠席でございます。また、本年度につきましては、2月28日現在、出席すべき回数が16回に対して、この委員は10回出席で6回欠席であります。教育委員としての職責等の関連について教育長の見解を伺います。
◎金井則夫教育長
  教育委員会会議の出席状況についての御質問でございますが、教育委員は教育委員会会議での教育行政の方針や大綱の審議を初め、合同校長会議、スクールミーティング、学校の周年行事、スポーツ大会、教科用図書勉強会に出席するなど、年間を通してさまざまな活動を行っているところでございます。教育委員会会議にはでき得る限りすべての会議に出席いただきたいと存じますが、御指摘の委員につきましては、本職の仕事の都合上、やむを得ず欠席されたものと伺っております。以上でございます。
◆松原成文
 やむを得ず本職の仕事の都合上ということでございますけれども、教育長も、いみじくも、すべての会議には出席していただきたいということでございますので、私も同感でございます。予算編成や条例の提出の際には、首長は教育委員会の意見を聞かなければならないこととなっております。地方公共団体として安定した調和のある行政の実施のためには教育委員会と市長相互の適切な連携と協力が重要であると思いますが、見解を伺います。また、年間、市長との意見交換は何回ぐらい行われているのか伺います。
◎金井則夫教育長
  教育委員会と市長との連携についての御質問でございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく市長と教育委員会の意見交換につきましては、毎年11月に教育施策の主要事業や予算編成などについて意見交換を行っているところでございます。また、教育委員会事務局と市長部局においては、日ごろから施策調整、予算執行・編成、職員配置など、教育施策の推進に向けて連携や協力を図つているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。意見要望でございますけれども、意見交換の際には、教育委員から積極的に市長に提案を行うなど、市長とのさらなる連携強化を望んでおきます。