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■拉致問題の取り組みについて
◆松原成文
 市民・こども局長にお伺いをいたします。拉致問題の取り組みについてお伺いいたしますが、北朝鮮による拉致問題に関して、全国統一署名活動が先月、6月12日に行われましたけれども、その目的及び本市の取り組み状況はどのようなものであったのかお伺いをいたします。
◎市民・こども局長(山ア茂)
 全国統一署名活動についての御質問でございますが、この事業は、横田さん御夫妻の支援団体であるあさがおの会が主催し、政府に対して、拉致被害者救出に向けた具体的な行動をとるように訴えることを目的とした初めての全国一斉の統一活動でございます。本市といたしましては、その中の川崎駅東口及び銀柳街、武蔵小杉駅前、溝口駅前、新百合ヶ丘駅前の4カ所で実施されました川崎地区の署名活動におきまして、共催事業として、広報及び必要物品の貸し出し、当日の運営などの取り組みを行ったところでございます。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。同様に、拉致問題について、教育長にお伺いいたします。教育委員会では、このときどのような取り組みを行ったのかお伺いいたします。あわせて、それに対する見解についてもお聞かせください。
◎教育長(金井則夫)
 拉致問題の取り組みについての御質問でございますが、6月12日に拉致被害者の支援団体が主催して市内で行われた全国統一署名活動につきましては、本市が共催事業として支援する取り組みを行っておりまして、教育委員会といたしましては、署名活動のチラシを各図書館で配布するなど協力したところでございます。また、この署名活動には川崎区の市立中学生が参加しております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございます。次に、教育長と市民・こども局長、それぞれにお伺いいたしますけれども、教育長のほうから御答弁をいただきたいと思いますが、拉致問題について、特に本年度の主たる取り組みはどのようにお考えになっているのか、それぞれお伺いいたします。
◎教育長(金井則夫)
本年度の主たる取り組みについての御質問でございますが、本年度につきましては、平成23年5月27日付で、文部科学省及び内閣官房拉致問題対策本部事務局のそれぞれから、映画「めぐみ――引き裂かれた家族の30年」及びアニメ「めぐみ」の活用または上映会の開催についての依頼文書が、全国の都道府県教育委員会並びに政令指定都市教育委員会あてに送付されております。本市では、6月3日付で全市立学校に上映会開催についての依頼文を送付したところでございますが、今後も活用に向けて取り組んでまいりたいと存じます。以上でございます。
◎市民・こども局長(山ア茂)
 本年度の主たる取り組みについての御質問でございますが、拉致問題につきましては、市民の皆様に理解を深め、関心を持ち続けていただくことが一日も早い解決につながると考えております。なお、本年度の主な取り組みといたしましては、拉致被害者家族を支援する集いの開催や、全7区での写真展の開催、常設の展示コーナーがあります平和館においての企画展の開催などを予定しているところでございます。以上でございます。
◆松原成文
  それぞれありがとうございました。もう少し実施内容について詳しくお聞きしたいのと、また、 その広報について、それぞれどのようにお考えになっているのかお聞かせをいただきたいと思います。
◎教育長(金井則夫)
 今後の実施内容についての御質問でございますが、市立学校における本年度の取り組みといたしましては、高津区の中学校において、生徒と保護者を対象に、内閣官房拉致問題対策本部事務局から説明担当職員を招いて、映画「めぐみ――引き裂かれた家族の30年」の上映会を実施する予定がございます。また、川崎区の中学校においては、横田さん御夫妻による講演会を実施する予定がございます。以上でございます。
◎市民・こども局長(山ア茂)
 実施内容についての御質問でございますが、本市が毎年開催しております拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどいにつきましては、拉致問題を考える国民の集いの地方版として位置づけて、内閣府、神奈川県等とともに開催することとしております。具体的には、10月5日のめぐみさんの誕生日に、エポックなかはらにおきまして、横田御夫妻による講演及びミニコンサートなどを予定しているところでございます。また、写真展につきましては、昨年、屋外でも対応できるパネルを新たに作成いたしましたので、区民祭などでの開催も含め、全7区で実施してまいりたいと考えております。また、平和館での企画展につきましては、10月のつどいの開催の前後や、12月10日から16日の啓発週間に合わせた実施を検討しているところでございます。いずれにいたしましても、市民の皆様に拉致問題についてさらに理解を深め、関心を持ち続けていただくことが一日も早い解決につながると考えておりますので、本市といたしましても、引き続き取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆松原成文
 ありがとうございました。昨年度も横浜市開港記念会館で同じような取り組みがあったんですけれども、今回は、川崎市エポックなかはら10月5日、めぐみさんの誕生日ということでございますので、ひとつまた広報のほうをよろしくお願いしたいと思います。意見要望をさせていただきます。6月24日、神奈川県の教育委員会は、県内の小中高で北朝鮮による日本人拉致問題の啓発を強化していく方針を明らかにいたしました。あわせて、映画を活用した新たな授業の進め方の指導例も作成するとのことであります。本市におきましても、拉致問題の事実を正確に知らせ、解決に向けた啓発運動の取り組みをさらに強めていただくことを要望させていただきます。ありがとうございました。