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■多摩川新橋について

◆松原成文
 多摩川新橋についてお伺いをいたします。まず初めに、川崎市区間と横浜市区間、 世田谷区間の等々力不動前から多摩堤通りの整備状況及び用地取得について伺います。ま た、各区間の工事完了の予定と全区間の完成予定について伺います。
 



◎建設緑政局長 田 明
 都市計画道路宮内新横浜線等の整備状況についての御質問でございますが、 初めに、川崎市内についてですが、中原区宮内から横浜市境に至る延長約 4,560メートルのうち、これまで中原区宮内の国道409号から高津区子母口の尻手黒川線ま での約2,590メートルが完成しております。現在、高津区子母口の尻手黒川線から県道子母 口綱島までの245メートルを子母口工区として事業を実施しており、完成は平成24年度を予 定しているところでございます。なお、県道子母口綱島から横浜市境までの区間につきま しては、横浜市との調整を踏まえながら事業化の時期を検討してまいりたいと考えており ます。また、中原区宮内の国道409号から多摩沿線道路までの720メートルを宮内工区とし て今年度内に事業着手する予定でございまして、平成32年度の完成を目途に取り組んでま いります。 次に、横浜市内についてですが、港北区下田町6丁目から同区新横浜2丁目までの延長 約6,510メートルの都市計画道路でございます。現在、港北区の新吉田周辺で事業中であり、 川崎市境付近につきましては、平成28年度から平成37年度ごろまでに事業に着手する予定 と伺っております。 次に、東京都の都市計画道路放射第3号線は、港区芝白金台町1丁目から世田谷区玉堤 2丁目までの延長約10キロメートルでございまして、新橋と接続する世田谷区玉堤付近に おいて暫定整備を実施している状況と伺っております。以上でございます。



◆松原成文
 発表された新橋にかかる事業費は約100億円程度とのことですけれど も、本市と東京都が負担する約100億円の算出根拠について伺います。また、本市と東京都 の間で結ばれる事業協定について本市としてはどのような内容を考えているのか、調査、 設計、施工、管理面を含めて伺います。また、いつごろの工事着工を考えているのか、完 成時期もお伺いいたします。また、多摩川新橋は、東急ゴルフパークたまがわの上を横切 る形となりますけれども、ゴルフ場は今後どういうふうになるのかお伺いいたします。
 


◎建設緑政局長 田 明
 多摩川新橋についての御質問でございますが、事業費につきましては、 過去に施工した橋梁の事業費を参考に本市が算出したものでございまして、現時点での 概算額となっております。また、協定につきましては、施工、管理面を含めまして、 現在、東京都と基本協定締結に向けて調整中でございます。工事につきましては、今 後、基本協定を締結し、地質調査など具体的な検討を行い、早期に着手できるよう取り組 んでまいります。また、ゴルフ場につきましては、新橋整備に伴い土地利用の変更も見込 まれることから、今後、関係者と調整してまいりたいと考えております。以上でございま す。



◆松原成文
 あと1問お願いいたします。事業費約100億円程度については本市が算出したものである との答弁ですけれども、東京都と具体的な協議なしに本市が約100億円と発表した理由 についてお伺いいたします。また、協定については現在調整中とのことですが、 設計と施工は東京都が担当し、協定締結以降に東京都が地質調査、基本設計、詳細設 計を進める、そして、橋の完成後、川崎市が管理予定になるというようなことで、平成27 年度着工という情報もありますけれども、この情報の真偽についてお伺いいたします。
 


◎建設緑政局長 田 明
 事業費についての御質問でございますが、橋梁の事業費につきましては、 基本協定締結後、調査、設計を踏まえ、算出することとしておりまして、現時点に おきましては、過去に施工した橋梁の事業費を参考に概算額として算出しているところ でございます。また、協定につきましては、東京都が整備主体、本市が管理主体となり、 それら費用は双方が負担することで東京都と協議を進めているところでございます。 工事着手につきましては、基本協定締結後、東京都と調整を行い、早期に着手できるよう 取り組んでまいりたいと存じます。以上でございます。



◆松原成文
 東京都が整備主体、本市が管理主体ということが明確になりました。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。