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■市制記念多摩川花火大会について

◆松原成文

  市制記念の多摩川花火大会についてでございますけれども、花火大会の趣旨といたしまして、花火大会は真夏の夜の風物詩として昭和の初期から市民に親しまれてきたということです。また本年も夏の夜空に広がる光と音の美しい祭典を多くの人々に楽しんでいただき、川崎市の市制施行を祝うとともに、私たちのふるさと川崎の意識の高揚を図り、豊かな市民文化の創造を目指すということが趣旨となっておりますけれども、趣旨はよくわかりますが、花火大会のテーマというものがあるならば教えていただきたいと思います。



◎経済労働局長(小泉幸洋)
 市制記念多摩川花火大会のテーマについての御質問でございますが、本市におきましては、大会のフィナーレを飾る音楽と花火を連動させたハナビリュージョンにおきまして、昨年度は景気低迷を吹き飛ばす元気をコンセプトとして実施したところでございまして、今年度につきましては国際化をコンセプトとした演出を検討しているところでございます。以上でございます。


◆松原成文
 ありがとうございます。これは世田谷、東京のほうなんですけれども、毎年テーマを文章化しているんです。例えば、去年は「鼓動〜大輪の花火に託す夢の実現」、ことしは「飛翔 未来へ羽ばたく 絆の力」ということで、インターネットなりパンフレットなりにそういうものが記載されているんですけれども、私は、こういった大会の年度ごとのテーマもインターネットなり、あるいはパンフレットに記載をして盛り上げていくことも非常に重要だと思いますので、今後御検討をいただきたいと思います。
  それと、ことしから有料協賛席ができるということでございまして、有料協賛席は、観覧場所の確保に伴うトラブル防止のため、あるいは警備で安全確保に係る費用が物すごくかかるというようなことで、こういった関係から、伝統ある花火大会を継続していくためには、ことしは多摩川河川敷の第三京浜付近の少年サッカー場に最大6,000席を設けるということをお聞きしておりますけれども、お聞きしたいのは、パイプ席とファミリーシート席というのがあるように聞いておりますけれども、現時点の申し込み状況、そしてまた、市内在住の方がどのぐらい申し込んでおられるのかということです。それから、6,000席ということでございますが、損益分岐ということでどのくらい有料席に予約が入ればとんとんといいますか、赤字にはならないというような数字がもしあるようでしたらお聞きをしたいと思います。



◎経済労働局長(小泉幸洋)
 有料協賛席の予約状況等についての御質問でございますが、初めに、現時点における有料協賛席の予約状況についてでございますが、6月16日現在で1,080席の申し込みをいただいておりまして、内訳といたしましては、パイプいす席584席、ファミリーシート席124シート496席となっております。また、お申し込みいただいた方の市内、市外の在住別についてでございますが、申し込みに当たっては、電話、インターネット、コンビニエンスストア発券機等での申し込みとなり、申し込みの際、住所地を要件としておりませんので把握しておりません。
  次に、損益分岐点となる販売席数、販売額についてでございますが、およそ2,300席、1,150万円程度と考えております。今後、花火大会が近づくにつれて関心も高まってくると考えておりますので、損益分岐点以上の多くの方々への販売を見込んでいるものでございます。以上でございます。


◆松原成文
 ありがとうございます。川崎の場合はシート席とパイプ席ということなんですが、東京の場合はテーブルいす席ですね。あるいはまた10人が座れるシート席とか、5つのそういったものがあるんですね。川崎は2つしかないということなので、こういったこともまた来年御協議をいただいて、ことし目標にいくかどうかわからないのでそれも心配なんですけれども、もしいくようでしたら、家族向きですとかそういうものもあろうかと思いますので、その辺もまた御検討をいただきたいと思います。
  それと、世田谷の場合は区民優先販売というのがあるんです。何月から何月何日の何時まではとにかく区民の方だけが優先です、それが終わったら一般の方もお申し込みいただけますということになっているんですが、川崎においては市民優先という考えについてはどのように考えておるのか、お願いします。



◎経済労働局長(小泉幸洋) 
 有料協賛席の市民への優先販売についての御質問でございますが、今年度は本市における本格的な有料協賛席の販売というのは初めての試みでございますので、今回の販売状況を勘案しながら、来年度に向けて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。


◆松原成文
 よろしくお願いします。初めてですから、どういう状況になるかわかりませんので。
  それと、毎年のことなんですが、トイレ、排出されるごみ、それから職員の動員、ボランティアとかいろいろな問題があるわけでございますけれども、前年度と比較して今年度改善された点があればお聞きをしたいと思います。



◎経済労働局長(小泉幸洋)
 花火大会の運営についての御質問でございますが、初めに、本年度における会場内のトイレの配置計画についてでございますが、昨年度より1カ所21基多い21カ所165基を設置し、観賞者の利便に配慮しているところでございます。
  次に、花火大会におけるごみ対策についてでございますが、会場内で発生したごみの対策といたしましては、花火大会終了後の周辺住宅地等への不法投棄防止のため、会場内に仮設の分別ごみ集積場を12カ所設置するとともに、終了後には会場内及び周辺住宅地での清掃活動に努めているところでございます。
  次に、本市職員の動員についてでございますが、大会主催者としての安全上の責務及び警察の指導から、当日の警備要員等としておおむね昨年度並みの134名を予定しているところでございます。以上でございます。


◆松原成文
 ありがとうございます。それと、広報についてなんですけれども、例えば、東京、世田谷のほうを見ますと、花火大会の概要ですとか、有料席の申し込みですとか、協賛についてですとか、会場の図面ですとか交通関係、あるいは花火大会に対するQ&Aなどということを本当にわかりやすく公開されているんですけれども、どうも川崎市と比べるとちょっと充実感が足りないような気もするんですが、東京と比較してどのように見ていらっしゃるか、お聞きをしたいと思います。



◎経済労働局長(小泉幸洋)
 インターネットを活用した広報についての御質問でございますが、多摩川花火大会の開催情報に関する御案内は川崎市観光協会連合会のホームページ上に掲載されており、速やかな情報更新を図るため、主催者である観光協会連合会で作成しているところでございます。ホームページ等を活用した情報提供につきましては御指摘のように重要なものであると認識しておりますので、今後も観光協会連合会と連携し、市民の皆様により閲覧しやすいホームページとなるよう、迅速な情報発信とデザイン性にも配慮してまいりたいと考えております。以上でございます。



◆松原成文
 ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
  関連して市民・こども局長にお伺いをいたしますけれども、この花火大会なんですけれども、シティセールスという面から局のほうではどのように取り組まれているのか、お伺いをしたいと思います。


◎市民・こども局長(山ア茂)
 シティセールスの視点でとらえた市制記念多摩川花火大会についての御質問でございますが、毎年多くの来場者が訪れる市制記念多摩川花火大会は、川崎市民はもちろんのこと、近隣都市の方々にも認知度が高いイベントであり、川崎の魅力を発信する有力なコンテンツの一つであると認識しております。また、近年、市内の再開発等に伴い市外より転居されてきた市民の方々にとりましても、地元への愛着を生む魅力ある地域資源であると考えております。今後も関係局等と連携し、市政だよりや広報番組、ホームページ等を活用しながら花火大会の情報内容の充実に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。



◆松原成文
  ありがとうございます。当日は天候に恵まれて多摩川の水面に映る花火を皆さんとともに楽しみにしたいと思います。どうもありがとうございました。